自分を知るってどういうこと?

前回は
「関係性」をどうやって高めるか?
について話をしました。

「関係性」を高めるには
「自分を知り、相手を知ること」
が必要だと言いましたね!

 

今回は
「自分を知るとはどういうことか?」
について書きたいと思います。

「自分を知る」というのは、
いろいろなところで言われていていますが、

ここでは
チームビルディングにおいて
「自分を知る」とはどういうことか?
について書いてみたいと思います。

そもそも、
「チームビルディングとはなんだ?」
という話になるわけですが、

私のチームビルディングの先生の石見さんは

「個人の長所や強みを最大限に活かす組織作り」

だと言っています。

つまり、自分を知るということは、
自分の「長所」や「強み」を知るということです。

これ以降は、「長所」や「強み」
「強み」としますね!

「強み」とは、無意識に出来てしまうことです。

周りから「スゴイ!」と言われても、
自分にとっては当たり前にできるので、
本人は気が付きません。

そのため、「強み」を知るというのは、
思っている以上に難しいのです。

ここで登場するのが「効き脳」です。

(なんとなく似ている・・・(笑))

これまでも何回も出て来ていますが、
私の「効き脳」はこれです。

A(理屈)とC(友好)が高いのが特徴です。

理屈も立つし、人の機微に敏感だということです。

このブログに「分かりやすい」というコメントを
いただけるのは、この「効き脳」のおかげです。

自分は分かりやすく話すのは

得意なほうだと思っていました。

しかし、それがなぜなのか?
よく分かりませんでした。

しかし、「効き脳」の結果を知ることで、
自分の「強み」が認識できました。

「強み」を認識できると、
「強み」をコントロールできるようになります。

コントロールができるようになると、
「再現性」が上がります。

なぜなら、ココは「俺の出番だ!」
分かるからです。

ある意味、こうしてブログを書いているのも、
この「強み」を発揮しています。

つまり、「強み」をコントロールすることが、
「人」を向上させることになります。

「強み」を発揮しようと思わなければ、
こんなに毎日書いていられません!(笑)

 

しかし、いいことばかりでではありません。

「強み」「弱み」は裏表です。

私でいうと、「D(全体)」「B(計画)」が弱いです。

「D(全体)」が弱いということは、
アイデアや発想力が弱いです。

ノウハウを考え出したり、着眼点を探るのが苦手です。

また、「B(計画)」が弱いということは、
作った仕組みを動かしたり、
ものごとをキッチリやるのが苦手です。

私のブログに誤字が多いのは
「B(計画)」が弱いのが理由です(笑)

問題は、この「弱み」にどう向き合うか?です。

石見さんから教わった「弱みの向き合い方」は次の通りです。

1.少しでもよくする
ただ、ただ、ひたすら頑張る!

2.サポートシステムをつくる
やり方を考える、工夫する(メモを取る、ITを使う、時間的余裕)

3.才能の力で弱みに打ち勝つ
別の部分でカバーする(論理、正確性、愛嬌、奇抜さ)

4.パートナーを見つける
仲間にカバーしてもらう

5.とにかくあきらめる

 

私の「D(全体)」の弱みは、
「4.パートナーと見つける」で補っています。

つまり、人から学ぶということです。

ブログに書いていることは、
自分で考え出したことではなく

チームビルディングでいえば、
石見さんから学んだことです。

研修のスタイルは、野原さんです。

文字の書き方は、横川さんです。

ビジネスのデザインは、神馬さんです。

コンサルタントの在り方は、遠藤先生と和仁先生です。

そして、すべての基本は、矢萩先生であり、
㈲人事・労務です。

そうやって、自分の「弱み」をカバーしています。

そして、もう一つの弱み「B(計画)」は、
「5.とにかくあきらめる」であきらめてます(笑)。

あえて言えば、妻に補ってもらっています。

夫婦の効き脳は、これ!

細かいところは、妻に補ってもらっています。

これが、「自分を知る」ということです。

 

こういうことを言うと、
「決めつけるのはよくない!」と言われます。

その通りだと思います。

しかし、苦手なものに取り組むと、
モティベーションは下がります。

得意なことをしていると、
モティベーションは上がります。

そう考えると、無理に苦手なことをしなくても、
良いのではないか?と思います。

ここまで、書いたので、さらに言うと
「強み」も気を付けなければなりません。

クリエイティブプロセスを思い出してください。

私の持っている「効き脳」は、ACラインです。

A→Cの部分(②)です。

理屈を分かりやすく伝えるのが「強み」です。

しかし、改めて
クリエイティブプロセスを見ると、
ACはプロセスの一部にすぎません。

つまり、教えるというスキルは、
成果を出すというプロセスの中で大事ではありますが、
決定的な要素ではありません。。

極論をいうと、教えることができなくても、
このプロセスが動けば成果が出るわけです。

それが、ACの持つ限界であり、宿命です。

それ故、自分の分かりやすさに酔っていると、
成果が出ないということになります。

つまり、「強み」は陰になるということです。

この罠にはまらないように、
「強み」を活かすというのは
案外、難しいのです。

結局のところ
すべてを自分一人でできるわけではなく、
別の人に助けてもらわなければなりません。

それは、特に自分の「弱み」を補ってくれる人であり、
その人は自分にとってはタイプの違う人です。

とかく人は評価しがちです。

しかし、その評価は
自分の「効き脳」を基準に評価をしているので、
タイプの違う人を適切に評価することはできません。

だからこそ、大事なのは、
「自分を知り」「相手を知る」ということです。

鋭い方はもうお分かりだと思います。

チームの成果は人×しくみ×関係性です。

「関係性」「人」を高める…

人×しくみ×関係性

人×しくみ×関係性

人×しくみ×関係性

のループになって、より大きな成果を生み出します。

 

「関係性」「人」をつなぐものが、
「自分を知り」「相手を知る」ということです。

私が特に経営者の方にお伝えしようとしているのが、
「相手を知る」ということなんです。

「社員さんは自分と一緒ではないいですよ!」

「社員さんの良さを受け入れてください。」

でも、これは言ってもダメなんです。

気付いてもらうほかないのですから・・・

「人」のところは、本当に時間がかかります。

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