日本がインドネシアに負けた日

お客様の会社で、
若手の社員が辞めることになりました。

23歳の男性社員です。

 

 

 

 

 

高校を卒業して以来
この会社で働いていました。

現場のリーダーとして
社長も期待をしていました。

もともと、
コミュニケーションに問題があり、
パートさんからも
度々、苦情がありましたが、
その都度、指導しながらやってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、半年前にインドネシアから
技能実習生が3名やってきました。

最初のうちは言葉が通じず、
苦労しましたが、
仕事を覚えようという意欲と
もともと学習能力が高いのか、
あっという間に言葉も仕事も覚えてしました。

 

 

 

 

 

 

 

今では、パートのおばちゃんたちと
冗談を言い合うまでの仲になっています。

とにかく笑顔がいい!

あいさつも明かるい声でハキハキしています。

あっという間に職場の人気者です。

上司も頑張りに応えてあげようと
休みの日にスキーに連れて行ったり
しています。

そうなると、居場所がなくなるは、
若い男性社員です。

 

 

 

 

 

 

 

ただでさえ、コミュニケーションに
問題があったのに、
余計に孤立することになってしました・・・・

そして、
先週、退職の申出があったそうです。

この話を聴いたときに、

日本人がインドネシア人に負ける

そういう時代になったか!
と思いました。

昨年、お客様のインドネシアの工場に
お伺いして、チームビルディングの
研修をさせてもらいました。

 

 

その時のインドネシアの社員さんの
学習欲が高くて、
こちらが用意した片言の資料を
一生懸命、理解しようとしていました。

 

 

 

教育に飢えている感じが
日本にはない感覚でした。

 

今、この会社にいるインドネシアの
社員さんもまさにそんな感じだそうです。

上司の方に聞くと、
さすがに管理職になれるほどではないですが、
現場のリーダーとして
1つの仕事に責任をもって
仕事をしてもらうのに
何の問題もないと言っていました。

作業レベルの仕事であれば、
ミスの少なさ、のみ込みの早さは、
日本人よりも優秀だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

この会社では、
今年、3人、受け入れましたが、
来年はさらに2人、受け入れる予定です。

この流れが続けば、働く意欲の低い者は
働く意欲の強い者にとってかわられます。

それは、それで仕方がないことだと思いますが
働かない者が増えるのは問題です。

 

 

 

 

 

 

 

 

若者が仕事を楽しいと感じられるように
自分ができること

その人の強みを活かして成果を上げ、
自己を実現し、
弱みを無力化するように組織を運営する

まさにドラッカーがいうマネジメントを
いかに体現するのか?

それがチームビルダーの使命です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です