その時、時代は動いた!の「その時」は今!

最近、
お客様から同じような話を聞きました。

 

 

大手企業さんとの取引が始まって
工場の監査にみえた時に

指摘を受けたのですが、
その指摘が悪いところを指摘するのではなく、

どうしたら良くなるか?
という視点での指摘だったんです。

以前なら、
審査を落とす前提で欠点を指摘するような
監査が多かったそうです。

ところが、

それが、今回は、
どうしたらよくなるか?
という視点に変わったと・・・

審査に対するスタンスが、
180度変わってしまったと・・・

 

 

これは、ポジティブアプローチの話です。

私が以前書いた「ヒト」と「コト」を分ける

「ヒト」と「コト」を分けるってどういうこと?

人を責めるのではなく、しくみを責める

日本人はヒトとコトを分けるのは
苦手だと思います。

何かあった時に
人のせいにすることが多いように思います。

〇〇が悪い!

〇〇が責任を取れ!

〇〇は辞めろ!

 

 

今回、同じような話が続いたということは
偶然じゃないと思うんです。

現場レベルでヒトとコトを分けることが
できるようになってきた
ということだと思います。

 

 

今回、監査に来られた大手企業のお名前を
伺いましたが、いずれも伸びている企業です。

人材活用に力を入れていて、
会社の中でもポジティブアプローチが
徹底されているのだと思います。

 

 

ポジティブアプローチとは逆に
ネガティブアプローチでは
問題を発生させている犯人(ヒト)を特定して
解決しようとします。

しかし犯人(ヒト)にスポットを当てると、
その原因を隠したがります。

その人が責められるからです。

 

 

でも、
本当にその人が原因なのでしょうか?

周りが上手に立ち回り責任を回避した結果、
その人にしわ寄せがいってないでしょうか?

周りがその人を庇うのは、それが分かって
いるからではないでしょうか?

その人が特定されれば、次は自分かもしれない・・・

そうなったら、問題を隠します。

人を責めれば責めれるほど、解決から遠ざかるのです。

 

 

「人を責めてはいけない」というのは、
きれいごとではなくて、
問題を解決をするための合理的な考え方なのです!

今回のお話を聞いて、このような考え方が
協力会社に対しても、広がってきたのだと思います。

 

 

それを、現場にいる社長さんたちが
感じ取ったのだと思います。

この流れを自社に取り込むことができれば、
会社は大きく変われると思います。

 

 

こうやって、会社は成長するのだと思いました。

まさに、目の前で
マネジメントの考え方が変わろうとしている!

数年後、
「あの時が転換点だった!」ということに
なるのではないか?

そんな気がします。

 

 

その時、時代が動いた

そういうことなんじゃないかと・・・

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