郷に入っても郷に従うな?

友達から転職が上手くいっていない
という相談がありました。

今までは300人くらいの中堅企業の
人事部にいたのですが、
今度の会社は30名の中小企業です。

入社当時は人事の仕事をして欲しい
ということで入社したそうです。

しかし、いざ、入社してみると
人事の仕事だけでなくて、
営業の仕事もやらされているとのこと.…

そもそも、中小企業では、
1つの仕事に専念できるわけではなく、
いくつもの仕事を掛け持つのが当たり前です。
(そんなんも知らんで転職したの?と言いました!)

中小企業は、
私がいつも言っている

組織の成果=人 × しくみ × 関係性

でいうと、「しくみ」の弱さを
「人」の力でカバーしている感じです。

いい意味でいうと、
中小企業は「人」でもっていると言えます。

しかし、悪い意味でいうと、
「人」の力に依存しすぎています。

能力が高い人がいる部署は
成果が上がりますが、
能力に低い人がいる部署は
成果が上がりません。

そのため、成果が上がらないのを
「人」のせいにしてしまう傾向にあります。

「人」を活かす「しくみ」も必要です。

その「しくみ」は
社長さんがやろうとしない限り整いません。

お金も時間もかかりますから・・・

転職した友人がこんなことを
話してくれました。

「人事の仕事は分かるのだけれど
営業の仕事は全く分からない。」

「分からないので、
教えてもらおうとしても、
マニュアルがあるわけでもなく、
全て言い伝えで仕事をしている。」

「聞く人によっても、
やり方が違うので、
何を信じてよいか分からない。」

「自分が急に仕事が
できなくなった気がして辛い。」

「社長から
期待をかけてもらっているので、
マニュアルがないとか言い訳
をしたくない。」

郷に入っては郷に従え

確かに、
前の会社のやり方を頑なに続けるのも
よくはありません。

新しい環境に慣れる必要もあります。

しかし、
その会社の当たり前に一石を投じるのも
中途入社してくれた社員さんに
期待されていることだと思います。

中途入社した人にとっても、
勇気のいることだと思います。

指摘するところは
おそらく、耳が痛い話でしょうから・・・

 

 

会社の「弱み」は社長の「弱み」です。

「弱み」が悪いわけではありません。

誰にでも「弱み」はあります。

大体の場合「弱み」を転じて
「強み」にしています。

しかし、
「弱み」はないに越したことはありません。

そんなことは社長さんは気づいているはずです。

おそらく、
彼はその会社の「弱み」を補うことを
期待されて入社したはずなんです。

結局、1時間くらい話した後、
「自分が何のために入社したのか?」
「自分は何を期待されているのか?」
もう一度、社長さんと話してみると
言っていました。

中小企業は社長との距離が近いのが
よいところです。

結局、会社のほとんどんの問題は、
「コミュニケーション」で
解決できると思います。

今日も、最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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