「人」と「しくみ」と「関係性」

また、
企業の不祥事が発覚してしまいました。

ある建設会社の社員が
福島第1原発工事の作業報告書に、

作業員の人数を延べ
およそ1,500人分水増しし、

およそ4,000万円を
架空請求した疑いがある。

さらには、
この建設本社は2016年、
内部通報を受けた際、

書類の調査は行ったが、

作業員からのヒアリングなど、
本格的な調査を行わなかった。

この報道が本当なら、

不正があった上に、
その内部通報も機能しなったこと
になります。

 

この会社のキャッチフレーズは・・・

子供たちに誇れる仕事を!

悪い冗談のような話です。

 

私も建設会社に勤めていたこと
があるので、分かるのですが、
きれいな仕事ばかりではありません。

キャッチフレーズとしては
素敵ですが、
こうなることを想定していないのでしょうか?

 

昨日も同じことを言いましたが、
きれいごとは危険です。

 

言ってることとやっていることが
違うと信頼を失います。

「一貫性」が大事です。

それは、人も組織も一緒です。

別に、この会社のことを
悪く言いたいのではなくて、

優秀な会社でもこんなことが起こる!

ということを
知っておいていただいたいのです。

 

組織の成果を説明するときに
私はいつも、

「人」×「しくみ」×「関係性」

だと言っています。

どんなに優秀な「人」がいても、

どんなに優れた「しくみ」があっても、

「嘘はやめよう!」と言える
「関係性」がないなら、
成果は出ません。

 

そもそも、
思ったことを素直に言える
「関係性」があれば、
こんなことは
起こらなかったのです。

 

では、なぜ、
本当のことを言えないのでしょうか?

それは
社長の「覚悟」
伝わっていないからです。

 

もし、社長が、本気で

子供たちに誇れる仕事を!

しようと決意し、
「覚悟」を決めていることが
社員に伝わっていれば、
「水増し請求はやめよう!」と
言い出せたはずです。

 

でも、社員はそうは思わなかった。

「社長はそう言ってはいるけど、
本気ではないだろうな!」
と感じていたから、

不正だと分かっていても、
従来のやり方を続けていたのだと
思います。

 

だって、本当のことを言ったら、
「お前、空気読めよ!」
と言われそう・・・

そう思っていたのだと思います。

まさに「忖度」

現に内部通報が
機能しなかったというのは、
そういうことだと思います。

あくまでも、
起こっていることからの
想像でしかないですけど・・・

 

組織が上手くいかない時に
「人」×「しくみ」×「関係性」
のどこが上手くいっていないのだろう?

という視点でみると、
ものごとが見えてくると思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて、
ありがとうございます。

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