行動経済学って、そんなにすごいんですか?

ノーベル経済学賞に
「行動経済学」が選ばれました。

米シカゴ大のリチャード・セイラー教授

 

「行動経済学」は2002年にも
ダニエル・カーネマン教授が
ノーベル経済学賞を受賞しています。

 

行動経済学って、
なにがそんなにすごいのでしょうか?

 

行動経済学は、石見さんに教わって
非常に興味を持つようになりました。

 

 

人事の人間が、
なぜ、経済学に興味を持つのか?

 

それは、
行動経済学が経済学というよりも
心理学だからです。

 

経済が心理で動いている・・・

 

誤解を恐れずに言うと、
「人は理屈でなく感情の動物だ!」
いうことを学者が認めたということです。

 

「そんなの、当たり前じゃん!」と
思うかもしれません。

 

しかし、果たしてそうでしょうか?

 

だとすると、
経済学は意味ない学問になってします。

 

 

実際は、そんなことはなくて、
部分的に合理的であって、
部分的に合理的でないのです。

 

よく分からないですね!

 

 

具体的に考えてみましょう!

 

今まで、支払われていなかった
プロジェクトリーダーに
役職手当として30,000円が
支給されることになったとします。

 

いままで、支給されていなかったので
社員さんにとっては、いい話です。

 

しかし、社員さんは浮かぬ顔・・・

 

理由を聞いてみると、
「プロジェクトリーダーを外れたら、
30,000円は減るんでしょ!」と・・・

 

それは、そうです。

 

プロジェクトリーダーに対して
支払っているので、
プロジェクトリーダーでなくなれば
30,000円は支給されません。

 

非常に合理的な話です。

 

話だけ聞いていると
何の問題もないように思います。

 

ところが、30,000円を
支給されている本人からすると、
増える30,000円よりも、
減る30,000円のほうが
大きく感じられるのです。

 

つまり、
外からみると合理的にみえても、
渦中にいる人は非合理な選択を
するということです。

 

これを「限定合理性」と言います。

 

 

実は、この話は、
プロスペクト理論として
以前、ブログに書きました。

プロスペクト理論の価値関数の話です。

 

増える30,000円よりも、
減る30,000円のほうが
大きく感じられる・・・

 

これが何に役立つか?というと
人と人は違うということを
理解することに役立ちます。

 

 

会社は30,000円増えるから
よろこぶだろうな!
と思っても、
本人はそうは思わない。

 

このギャップが
イライラを生み出します。

 

せっかく、給与が増えているのに
浮かない顔なんて、とんでもない!

 

しかし、社員さんにも
喜べない理由があるのです。

 

合理的に説明したはずが、
全く理解してもらえない。

 

 

つまり、自分が思ったようには
人は思わないということを
教えてくれるのが、
「行動経済学」なのです。

 

リチャード・セイラー教授の本は
読んだことがないので、
これを機会に読んでみたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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