経営者が会社を去るということ

先日、事業譲渡をする会社の
社員説明会に立ち会いました。

 

10人ぐらいの小さな会社です。

 

従業員が残り、
経営者は会社を去らなければ
なりません。

 

ある事情で会社を
手放さざるを得ない状況でした。

 

 

事業譲渡される先の会社は
今の会社より大きな会社で
雇用条件も福利厚生も
充実しています。

 

雇用も保証されます。

 

悪い話ではありません。

 

最悪の事態でもありません。

 

社員さんは頭では分かっています。

 

しかし・・・

 

「社長に見捨てられた」

 

その想いは消えることは
ないでしょう・・・

 

 

実は私もかつて同じことを
しました。

 

私は三代目経営者として
祖父と両親とともに
会社を経営していました。

 

しかし、祖父とソリが合わず
会社を辞めてしました。

 

私を信用して、
ついてきてくれたにもかかわらず
私は社員を見捨てました。

 

その辺の経緯はコチラに書いています。

あらためまして、瀧田です。

 

私の方が、ずっと悪質です。

 

そんな私に比べれば、
この会社の社長さんは、
雇用も保証し、逃げも隠れもしていません。

 

立派だと思います。

 

しかし、
社員は許してくれないでしょう・・・

 

社長さんは受け入れるしか
ありません。

 

一度、旗を上げた者の
宿命だと思います。

 

夢を見させてしまったのです。

 

その期待を裏切った・・・

 

それを背負って生きていく
しかありません。

 

それがどんなに辛いことか?

 

社員さんに伝えたところで
理解してはくれません。

 

黙って堪えるしかありません。

 

 

私が会社を去るとき
意図しないで、人を傷つけることもある
ということを初めて知りました。

 

そして、
自分のズルさと無能さに
向き合わざるを得ませんでした。

 

あの時、私は良い人でも、
誠実でもありませんでした。

 

あれから、15年近く経ちました。

 

今でも、
あの時の判断が適切だったのか?
考える時があります。

 

 

過去は変えられません。

 

事実は一つ

 

その事実をどう解釈するか?
だと思います。

 

そう思った時に、
今回のお客様での出来事で
社長さんにお伝えたいのは、
「自分の人生を生きる」ということです。

 

私は「社員を見捨てた」という事実を
受け入れるのに10年かかりました。

 

私は、その間、ずっと
「成功してはいけない」
というマインドに支配されていました。

 

自分の人生を生きることが
できませんでした。

 

 

でも、
こんな私を
強く必要としてくださる方々
との出会いを通して
自分の人生を取り戻しました。

 

それにかかった時間が10年・・・

 

必要だったような気もしますし
長すぎるような気もします。

 

でも、今、言えるのは、
人生は一度きりだから、
少しでも早く
自分の人生を取り戻すべきだとことです。

 

正しく生きたいと思いますが、
いつも正しく生きられるとは
限りません。

 

だから、正しく生きれるときは
正しく生きたいと思います。

 

迷惑をかけてしまった人たちに
直接、お返しはできなくても、
今、目の前の困っている人のお役には
立てると思います。

 

それでいいじゃないかな?
と思います。

 

 

昨日の夜、友人に
「どうして、この仕事をしているの?」
と聴かれたこともあって、
さらに、今回のお客様のことにも
重ね合わせて
こんな話になりました。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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