本当に「自立した社員」を求めてますか?

前回のブログで
関ジャニの渋谷すばるさんが
ジャニーズを辞めたことを
取り上げました。

 

もう少し、このことを
掘り下げたいと思います。

 

 

社長さんと話していて
社長さんがよくおっしゃるのが、
「社員がやりたいことが
できる会社にしたい!」
という言葉です。

 

これは、これで
その通りなんですが、
そもそも
社員さんにやりたいことが
あるのでしょうか?
という話です。

 

いきなりですが、
皆さんの働く目的は
次のうちどれですか?

 

①楽しい生活をしたい
②経済的に豊かになる
③自分の能力をためす
④社会の役に立つ

 

 

次のグラフは、
毎年、「新入社員の働く目的」を
日本生産性本部が調査したものです。

このグラフによると、

①楽しい生活をしたい 約43%
②経済的に豊かになる 約27%
③自分の能力をためす 約11%
④社会の役に立つ   約9%

となっています。

 

参照:平成29年度 新入社員 働くことの意識調査結果
(日本生産性本部HP)
https://activity.jpc-net.jp/detail/lrw/activity001510/attached.pdf

 

時系列でみても
楽しく生活をしたいは上がる一方、
自分の能力を試したいは下がり
続けています。

 

そもそも、今の若い人たちは、
自分の力を発揮したい
(自分の能力を試したい)
とは思っていないのです。

 

つまり、最初から
やりたいことがある社員さん
ばかりでないのです。

 

 

そんな社員さんが
仕事をしながら
少しずつ自信がついてきて
やれる気がしてきて
できることが増えてきて、
やりたいことが見つかる
ものだと思います。

 

つまり、
やりたいことが見つかるというのは
「成長」したということです。

 

それだけ、できることが増えてきた
ということです。

 

 

よく「自立した社員」とか言いますが、
「自立した社員」というのは、
「自分のやりたいこと」を
「自分で見つける」ことができる社員
だと思います。

 

そう考えると、
「自立した社員」は危険です。

 

今回の渋谷すばるさんのように
自分のやりたいことができないと
会社を辞めてしまう可能性があります。

 

 

だからと言って、
それダメ、これダメと言っていたら、
「自立した人材」ではなくなってしまいます。

 

そうなると、
「自立した人材」で
会社を経営していくというのは
ある意味、矛盾していることに
気付くと思います。

 

「自立した社員」が
自分のやりたいことをやっていたら、
会社は成り立たないですから・・・

 

となった時に、
昨日もお話した話ですが、
「自分のやりたいこと」と
「組織としてやるべきこと」を
つなげることが必要になってきます。

 

つなげる時に必要なのが、
「ビジョン」です。

 

組織としてこうなっていたいというものと
自分がこうなっていたいというものが
同じ方向を向かっているかどうか?
が大事です。

 

同じ方向を向ているから、
自分のやりたいことをしていても
会社がバラバラにならないのです。

 

 

だから、
「自立した社員」を求めるのであれば、
会社に「ビジョン」がなければならないのです。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

 

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