人はブレるが、文字はブレない!

教育委員会がいじめのメモが隠したり、
スルガ銀行が不正融資をしていたり、
スバルで書類の改ざんがあったり、
まわりからみたら、
どうしてそんなことをするのだろうか?
ということが、起こっています。

 

 

これは、以前も説明をしていますが、
人は必ずしも合理的に判断しない
という「行動経済学」で説明ができます。

 

人は変化を嫌います。

 

人は損失による苦痛を必要以上に恐れます。

 

このまま、目の前にある利益と
失う不利益を比べた時に、
不利益のほうが大きく見えるために
決断することが難しくなります。

 

通常、同じ利益、不利益だとすると
失うほうが1.5~2.5倍のインパクト
があると言われています。

 

例えば、
30,000円を得られて感じる喜びが
10だったとすると、
30,000円を失って感じる不快感は
15~25に感じられるということです。

 

 

これを
「現状維持バイアス」といいます。

 

「現状維持バイアス」は、
人間としての「本能」です。

 

「本能」として、
人の意識に刻み込まれているものです。

 

「本能」ですから、ある程度は、
仕方がないことなのかもしれません。

 

しかし、それでは
済まされないこともあります。

 

 

いじめがあったことの証拠となる
メモを隠ぺいするというのは、
許されることではありません。

 

では、どうしたら、
人間はこの「本能」に打ち勝てる
のでしょうか?

 

それは、
常に「一貫性」を意識する
ということです。

 

教育委員会が頭を下げるのも
スルガ銀行の信頼が失墜しているのも
スバルのCEOが辞任するのも
「言っていること」と「やっていること」に
一貫性がないからです。

 

今の時代、「一貫性」がなければないほど、
批判の対象になります。

 

しかし、人は常に錯覚を起こします。

 

「一貫性」を保つことは難しいのです。

 

窮地に陥ると、
自分のことが見えなくなります。

 

 

だからこそ、基準を持つことが大切です。

 

自分が、その基準からずれていないのか?
常に確認することが必要なのです。

 

そのためには、
自分が大事にしていることを
文字にしておく必要があるのです。

 

人はブレますが、文字はブレません。

 

ロボット人事研究所の「世界観」を含めた
「ビジョン」「ミッション」「バリュー」は

世界観:「面白く学ぶ!」

ビジョン:「仕事を面白く!毎日を面白く!」

ミッション:「自分の人生を生きる」

バリュー:「人の可能性を信じる」

 

私でいうと、
お客様の「組織を変える」という時に、
変われると信じています。

 

しかし、
組織の中で、信じられないようなことが
起こったりするのです。

 

「そうか・・・
まだ、そんなことが起こるのか・・・」

 

 

心がくじけそうになる時もあります。

 

そこで、あきらめてはいけないのです。

 

そんな時こそ「一貫性」です。

 

「人の可能性を信じる」

 

そうです。

 

そんなことは起こるけれど、
「人の可能性を信じる」からこそ、
変われると信じるしかないのです。

 

 

あきらめて、楽をしようとする自分を
いかに律することができるのか?

 

「本能」と戦いに勝つことが、
「自分の人生を生きる」ことになるのだ
と思います。

 

教育委員会にも、スバルにも、スルガ銀行にも
「ビジョン」「ミッション」「バリュー」が
あったのだと思います。

 

しかし、常にそこに立ち返るということを
してこなかったのだと思います。

 

人はブレますが、文字はブレません。

 

「ビジョン」「ミッション」「バリュー」
を元にして、常に「一貫性」があるのか?
と自分に問うことでしか、
「本能」に打ち勝つ方法はないのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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