経営者の悪口を言うなんて許せない!

先日、社長さんと
お話している時に社長さんがこう言いました。

 

「経営者の悪口を言うなんて許せない!」

 

食堂で社員が集まっている時に
自分の悪口を言っているのが
耳に入ったようです。

 

 

「経営者がどんな気持ちで、
日々頑張っているかなんて、
奴らは分かっていないんだ!」

 

なるほど、私も経営者だったので、
社長さんの気持ちはわかります。

 

会社のキャッシュを回すために
自宅を担保に銀行から
お金を借りたり・・・

 

クレームがあれば、
どこであろうと駆けつけて
頭を下げたり・・・

 

休みの日だって、
考えるのは会社のことばかり・・・

 

あれもこれも会社のために
こんなに頑張っているのに
悪口を言うなんて許せない!

 

その通りだと思います。

 

 

で、そんな社長さんに
質問してみます。

 

「社員さんが、
どんな思いで仕事をしていると
思いますか?」
と聞くと・・・・

 

「社員は気楽でいいよね!」
というような答えが返ってくる。

 

本当にそうでしょうか?

 

 

社員さんには、
社員さんの悩みがあります。

 

それは、社長さんの悩みに比べたら、
大したことがないのかもしれません。

 

しかし、悩みは相対的なものでは
なくて、絶対的なものです。

 

人それぞれ、悩みがあります。

 

それなのに、
「社員は気楽でいいよね!」
「奴ら、何も分かっていない」
と社長さんは思うのです。

 

そうなんです!

 

そもそも、人のことは分からないのです。

 

分かっていないから、
社長は「社員は気楽でいいよね!」
と言えるし
分かっていないから、
社員が社長の悪口を言えるのです。

 

 

本当に分かっていたら、
社長の悪口なんて言えません。

 

だって、めちゃくちゃ大変ですから・・・

 

しかし、残念ながら、社長のことは
社長にならないと分からないのです。

 

だから、悪口を言われても
あまり気にしなくていいのです。

 

分からないで言っていることなので・・・

 

 

でも、その時に考えて欲しいことが
2つあります。

 

1つは、悪口を言われるということは、
自分のやっていることが社員に伝わって
いない証拠だということです。

 

人のことは分かりません。

 

しかし、分かろうとすることが大切です。

 

そもそも
社長さんがそんなに頑張っていのに、
社員さんに分かってもらえないのは、
どうしてなのでしょうか?

 

 

それは、社長さんが社員さんのことを
見ていないからじゃないか?と
思うのですが、どうですかね?

 

だって、
自分が大変だ!と思っていていたら、
他人のことなんて、
見えないのが普通だと思うのです。

 

だから、
自分が大変なことはおいておいて
相手を見ることから始めると
いうことです。

 

自分は社員の何を見逃しているんだろう?
ということを考えるということです。

 

 

2つ目は、悪口を言うのは、
悪口を言うのが目的ではないということです。

 

悪口を言うのは、一体感を感じたいからです。

 

一体感を感じるために、一番手っ取り早いのは
共通の敵を作ることです。

 

共通の敵を作れば、一体感を感じられます。

 

私はそれ自体をいいことだと思いません。

 

 

しかし、
そうしないと一体感を感じられない
ことが問題だと思うのです。

 

では、どのようにして一体感を
感じられるようになるのか?

 

それは、目的を共有することです。

 

一緒に達成したいと思える目的が
あるかどうか?です。

 

つまり、ビジョンです。

 

一緒に達成したいビジョンって
社員さんと共有しているか?

 

それが大事だと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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