夏草や兵どもが夢の跡

サッカーワールドカップで
日本がベルギーに敗れ、
わが日本代表の冒険は終わって
しまいました。

 

直前の監督の解任から、
コロンビア戦のジャイアントキリング
セネガル戦の驚異的な粘り
ポーランド戦のボール回し
ベルギー戦での強襲
よくぞここまでチームが
まとまったものだと思います。

 

結果、ベスト16

 

結果として、
ハリル元監督の解任は
正しかったのかもしれません。

 

こればかりは、分かりません。

 

 

しかし、この4年間、
見たこともない日本代表の強さで
世界を驚かせたのは間違いありません。

 

監督が変わって、
間違いなく、日本代表は変わりました。

 

それでは、一体、ハリル元監督の何が
問題だったのでしょうか?

 

 

日本代表を取材するわけに
いきませんし、
ハリル元監督や西野監督に
インタビューするわけにも
いかないので、選手のコメントから
推測したいと思います。

 

さすがに、西野監督も選手も
ハッキリしたことは言っていません。

 

ただ、西野監督は、ベルギー戦の後の
インタビューで
「日本代表を激変させたかった」
と言っています。

 

 

この言葉からも、
ハリル元監督のやり方を是として
いなかったことが分かります。

 

また、積極的な発言をしているのが、
乾選手です。

 

「俺らからすると、
その判断(ハリル元監督の解任)は
そのときから素晴らしいと思っていたし、
勇気ある決断だったと思っている」

 

「そのときから西野さんを信頼していたし、
その判断をした協会に自分たちが応えない
といけないと思っていた。
(W杯で)勝ったからどうではなく、
このチームでやるとなった時点で
(西野監督を)信頼していた」

 

「あのとき
昨年11月(ベルギー戦0-1で敗戦)は
戦い方という意味でバラバラだった。
選手同士はバラバラではなかったけど、
戦い方のやり方がなかったというか、
バラバラだった」。

 

「今は意思統一して攻撃も守備もできている。
そこが違い。
ハリルさんのときは、
基本的に縦に速いサッカーをしないと
いけなかった。
でも自分たちにそういうタイプのサッカーは
合わないと思う。
この3試合はボールを保持しながらやっていたし、
それが日本の良さ。
それはベルギー相手でもできると思う」

 

 

つまり、
4年間準備してきたにもかかわらず、
戦い方がバラバラだったということです。

 

戦い方のビジョンが見えなかった
のだと思います。

 

おそらく、このままでは、戦えないと
選手は思ったのだと思います。

 

これについても、
選手も手をこまねいていたわけ
ではなかったようです。

 

キャプテンの長谷部選手も、
ハリル元監督解任後のインタビューで
次のように答えています。

 

「コミュニケーションに関しては、
いろんな部分で監督とは試行錯誤してきて、
本音でいろいろ話し合ってきた。
その中でこういう結果になったのは
大きな責任を感じている。」

 

 

この3名のコメントだけで
判断するわけにはいきませんが、
どうやら、監督がビジョンを示せない中、
選手のビジョンのほうが先に形になって
しまっていたように思います。

 

これを会社に置き換えると、
現場では、どのようにしたら
上手くいくかが
分かっているのに、
社長だけが分かっていなくて、
とんちんかんなことを言っている・・・

 

こんな感じだと思います。

 

 

社長の言っていることが
全部間違っている訳でもないですし、
社員が言っていることが
全部正しい訳でもありません。

 

ルービックキューブです。

 

人には認知の限界があって、
必ず、見えない面があります。

 

だから、現場の意見を取り入れながら、
何が最適か?を決断していくことが
大事だったのだと思います。

 

しかし、ハリル元監督は、
現場の声を聴かなかったのだと思います。

 

選手同士のミーティングを禁止し、
監督が考えるを形にすることだけを
求めました。

 

その結果、
監督側と選手側の認識のズレが、
最後の最後まで埋まらずに、
日本サッカー協会が解任の判断を
したのだと思います。

 

 

本来であれば、
選手は監督の指示に従うべきだった
と思います。

 

日本サッカー協会は
監督を支持すべきだったと思います。

 

組織論としては、
今回の解任は間違いだと思います。

 

しかし、
ベスト16という結果が出てしまうと、
解任という判断は肯定されて
しまいます。

 

本来であれば、徹底的に話し合う
べきだったんだと思います。

 

だからこそ、前述の長谷部選手の
コメントになるのだと思います。

 

 

結局、話し合いが足りないのです。

 

一体、どれだけの時間を
取ったのでしょうか?

 

もっと前に
ズレを修正できなかったのでしょうか?

 

これは、会社でも起こっています。

 

私は、人が辞めるのは、
認識のズレが原因だと思います。

 

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今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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