なぜ、研修で出来るようになる必要がないのか?

昨日のブログで、
私がやっている研修では、
教えたことがすぐに出来なくても構わない
という話をしました。

 

そんなことを言ってもいいの?
と思われるかもしれませんが、
実際、そんなものです。

 

 

先日の効き脳の研修をやりましたが、
1時間前に教えたにもかかわらず、
その後やったゲームでは
効き脳のことをすっかり忘れて
ゲームに夢中になってました。

 

夢中になると学んだことなんか、
どっかに行ってしまいます。

 

そもそも、
そんな簡単に学んだことが
身に付くとは思っていません。

 

研修で教えたことが
100%理解できることが
目的でもないですし、
すぐに出来るようになることが
目的でもありません。

 

では、
何のためにやっているのか?

 

 

それは・・・

 

上手く行かなった時に
気付いてもらうためです。

 

氷山モデルという考え方があります。

 

上から順番に

出来事
(何が実際に起こったのか?)

パターン
(今まで何が起こってきたか?)
(どのような傾向がみられるか?)

構造
(何がパターンに影響を及ぼしたか?)
(それぞれの相互関係はどうなっているか?)

メンタルモデル
(人々はシステムに対してどんな
仮定、信念、価値観を抱いているか?)

 

 

人が変わる、組織が変わるといった時に
この「メンタルモデル」が変わるということです。

 

そして、研修で教えていることは、
「メンタルモデル」に関することです。

 

例えば、「フィードバック」も
存在承認によって行われるということは、
前回のブログで書きました。

 

存在承認をするためには、
相手を「人」として観る必要があります。

 

しかし、実際は、
人は、自分の観たいものを観るので
相手を自分に都合のよい「もの」として
観ていることが多いです。

 

 

実際に、自分の観たいものを排除して、
ありのままに相手を観れるようになるのは
相当難しいです。

 

だから、できなくても良いのですが、
なんとなく分かるような気がする・・・
程度までは落とし込みをしています。

 

で、上手く行かなった時に
研修で教えてもらった「アレ」かな?
と思ってもらえればと思っています。

 

一度アンテナが立てば、
今度は意識するようになります。

 

意識をすれば、「パターン」に気付きます。

 

「いつも同じことをやらかしているな!」
という感じです。

 

なんでだろう?と考えることで、
それを引き起こしている「構造」に
気付きます。

 

そして、最後には、
自分の「メンタルモデル」が
原因であることに気付きます。

 

 

しかし、「メンタルモデル」は
簡単には変えられないので、
「構造」から変えていきます。

 

それは、会議のやり方だったり、
役割分担だったり、人事異動だったり、
業務フローだったり、
「しくみ」を変えてもらいます。

 

「構造」が変われば、
「パターン」が変わるので、
結果、「出来事」が変わり、
上手く行くようになる。

 

という感じで、
初めて「成果」が出ます。

 

こんなイメージでコンサルティングを
しているのですが、今日のブログは、
ちょっとマニアックすぎましたね!

 

 

今日は、この辺にしたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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