人を育てようとしてはいけない

先日、お客様の会社で
社長さんとお話をしている時に
こんな話になりました。

 

『人を育てるのか?』

 

『人が育つのか?』

 

言葉遊びのようですが、
人材教育の本質のような気がして
話をしていました。

 

人材教育という言葉のとおり、
人を育てるとするのが
普通だと思います。

 

でも、
人を育てようと思えば思うほど、
育たないような気がしています。

 

私も、今まで、先輩方に
育てていただいたと思っています。

 

思っていますが、
具体的に何をしてもらったのか?
と考えると・・・

 

なんか、
勝手に育ってきた感じがします。

 

たしかに、
チャンスはもらいました。

 

そのチャンスを必死にものにして
成長してきた感じがします。

 

そもそも、育てるというのは、
人をコントロールする感じがします。

 

理想像があって、
その理想像に近づけるために
何が足りないのか?
を判断して、
その足りない要素を学ばせる。

 

つまり、答えが1つで、
その答えに合うように
人をその方向へ導いていく・・・

 

これでは、
やらされ感を感じることに
なると思います。

 

上手く行く感じがしません。

 

チームビルディングの基本は、
「人と人は違う」です。

 

人と人は違う前提で、
その人の強みを活かして、
どのような成果を出すか?
考えるべきだと思うのです。

 

今いるメンバーで
成果を出そうと思ったら、
できないことはできないのであって
できることで成果を出すしかないのです。

 

それぞれの強みを活かした結果、
成果を出すというプロセスの中で
人が育つのです。

 

結果として、人が育つのです。

 

それに対し、
人を育てることを目的にすると、
その人の弱みをなくそう
とします。

 

弱みをなくす訓練は、
楽しくないので、
その人のモチベーションは
下がります。

 

利き手の逆の手で、
お箸を使えるようにする
ようなものです。

 

上手くいったとしても
普通に使えるようになるのが
精一杯だと思います。

 

残念ながら、それでは、
人並みになるだけです。

 

それよりも、強みを活かして
周りの人より秀でた存在になる
ほうが、よっぽど、
モチベーションが上がると
思います。

 

モチベーションが上がると
勝手に努力するので、
結果、人は育ちます。

 

人が育つというのは、
こんなメカニズムなんだと
思います。

 

こういうメカニズムを解明して、
再現性を高める・・・

 

こんな仕事をロボット人事研究所は
やりたいと考えています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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