使い物にならない・・・

先日、ネットで、
こんな記事がアップされていました。

 

東証1部の家電販売店の社長さんが
店舗を視察したときの話です。

 

不適切な対応した子会社の社員を
その社員の実名をあげて、
「使い物にならない」
と責め立てた文書を
子会社のイントラネット
に掲載した・・・

 

これについて、会社は、
「社内教育の一環」と説明して
いるようです。

 

この記事を読んで、
本当に気を付けないといけないな!
と思いました。

 

東証1部の企業ともなれば、
社員の人数も多いでしょうし、
子会社も含めると、
相当な人数になると思います。

 

そうなると・・・

 

「人」が「人」に
見えなくなってくるのだと思います。

 

「使い物にならない」

 

この発言を見る限り、
社員を「物」として見ている
ように思います。

 

相手を「物」と見れば、
相手もこちらを「物」と見ます。

 

「物」と「物」同士では
心は伝わりません。

 

「物」として扱われた社員は
お客様に心で接することは
できないと思います。

 

だから、会社は
社員を「物」として扱っては
ならないと思うのです。

 

こんな話をすると、
「私は『人』を『物』と見たことがない!」
と思っている方もいると思います。

 

でも、
こんなことはないでしょうか?

 

コンビニのレジの前で
モタモタしている人を前にして
この人、早くどいてくれないかな?
と思ったり・・・

 

飲食店で、
注文したものと違うものが
出てきた時に
なんで、当たり前のことが
できないのかな?
と思ったり・・・

 

人が思い通りに動かない時に
イライラすることはないですか?

 

私はあります。

 

これって
「人」を「物」として
見ていることだと思います。

 

リモコンを思い出して
いただければと思います。

 

リモコンのボタンを押しているのに
本体が反応しないと、
イライラしませんか?

 

なんだよ!これ!
動かないじゃないか!って・・・

 

人が思い通りに
動かない時の感情って、
これと一緒だと思うのです。

 

これが「人」を「物」として見る
ということです。

 

当然、人はリモコンでは
動きません。

 

人として見るとは、
自分で考えて、
行動する相手を尊重する
ということだと思います。

 

自分で考えて
行動できるようにするのが、
「教育」だと思っています。

 

だから、
私は自分が「人」を「物」と
見ていることに気付いたら
自分を修正するようにしています。

 

今回、この会社では、
「使い物にならない」と
社内のイントラで、
その実名で叱責をしています。

 

使えない社員は
さらし者にするぞ!という脅しで、
他の社員を動かそうとしています。

 

で、この会社では、
これを「社内教育の一環」
と言っているわけです。

 

「つい口が滑ってしまいました!」
「感情的になってアップして
しまいました!」
というのであれば
まだ、わかります。

 

でも、それを「教育」だと
言われてしまうと、
やり方の話ではなく、
あり方の話になってきます。

 

最終的に、
会社として収益を上げ、
雇用を継続できればよいのです。

 

このやり方で
上手くいっているのであれば、
それはそれでよいのだと思います。

 

問題は
上手くいかなくなった時です。

 

その時は、
チームビルディングの出番かな?
と思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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