具体的にするということは難しくなるということ

早いものであと10日で4月です。

 

この時期になると
新入社員の研修の打ち合わせが
増えてきます。

 

私はマナー研修はできないので、
コミュニケーションとか
仕事の進め方の研修をします。

 

社会人になったばかりですから
いちから教えることになります。

 

会社の担当者の方と
打ち合わせをする中で
違和感を感じることがあります。

 

それは・・・

 

『具体的にお願いします!』

 

新入社員は
働いたことがないので
具体的に教えて欲しい!
ということなのだと思います。

 

しかし、
具体的になればなるほど、
難しくなると思うのです。

 

例えば、
ゴルフを教えるとします。

 

ボールの位置は左足のカカトの
延長線の5センチ内側

 

グリップは、右手の親指と
人差し指のVの字が
左わきを指しているように・・・

 

左わきを開けなように
ヘッドを真っ直ぐに引く・・・

 

なんて、
ゴルフをやったことのない人に
説明したらどうでしょうか?

 

デキないと思うんです。

 

それよりも、
ゴルフのマナーとか、
何よりもゴルフの面白さを
伝えたほうがよいと思うんですけど・・・

 

それはそれで伝えるとして
お客様の要望には応えない
といけません。

 

私が人に教える時に
気を付けていることがあります。

 

それは・・・

結局は、自分なりのやり方を
身に付けるしかない!

ということです。

 

基本のやり方はあります。

 

そのやり方ができるのであれば
良いのですが、できない場合もあります。

 

イチローのスイングは
良いのかもしれませんが、
真似できないですよね!

 

その時はどうするのか?

 

自分なりのやり方を
身に付けるしかないのです。
(イチローこそ自分なりのやり方ですね!)

 

人と人は違います。

 

私の普通とあなたの普通は違います。

 

だから、
「こんなの普通できるよね!」って
ありえないのです。

 

そういう意味で、
やり方を教えても、
それは私ができるやり方であって、
他の人が出来るやり方ではない
かもしれません。

 

ということは、
具体的に教えれば教えるほど、
それは私ができるやり方を教えているだけで
相手にとって、それが本当に良いのか?
は別の問題です。

 

大事なのは、
教える側がやり方を教えても
できないかもしれない
ということを知っておくことです。

 

もっと言うと、
自分が教えていることが
ベストではないということを
知っておくということです。

 

そして、
教えられる側は、教わったことを
そのまま、やろうとしないで、
自分の強みと弱みを活かして
どのようにやるのか?
を考えることが大事です。

 

結局のところ、
あきらめることを含めて、
自分をどう使いこなすのか?
ということになるのだと思います。

 

そこに行き着くまでに
悩むこともまた必要なのだと思います。

 

私も歳をとりました・・・

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

4月のセミナーを開催します!

 

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社内の「人間関係」が改善し、
社員が誰一人辞めなくなる
『ロボット型』組織づくりセミナー

いつもブログでお伝えしている
「効き脳」診断をしてゲームをしながら、
人と人がすれ違うメカニズムを
参加者の皆さんと一緒に学びます!

2019年4月19日(金)です。

14時半から17時半です。

2019年4月19日にセミナーを開催します!

 

GW前、最後のセミナーになると思います。
皆様の参加をお待ちしています!

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