AIスピーカーと彦摩呂おじさん

産労総合研究所が、
毎年、新入社員のタイプを
名付けています。

 

2019年度に入社する
新入社員のタイプは、
「呼びかけ次第のAIスピーカー型」
だそうです。

出典:産労総合研究所
「新社会人の採用・育成研究会」事務局
https://www.e-sanro.net/share/pdf/research/pr_1903.pdf

 

多くの人が
AIスピーカーって面白そう
と興味を持っているその様子が、
売り手市場のなかで採用された
今年の新入社員に
とても似ていると考えたため
だそうです。

 

また、AIスピーカーには
便利そうだけれど、
なかなか使いこなせない。

 

声のかけ方によっては、
反応したりしなかったりします。

 

かと言って、
あらためて声をかけるのも
気恥ずかしい感じかします。

 

たしかに、人前で
AIスピーカーに呼びかけるのは
恥ずかしいですよね。

 

そんなコミュニケーションの
取りづらさをAIスピーカーに
例えたのだと思います。

 

例えそのものは
上手いと思いますが、
本当にそうなんでしょうか?

 

私は、こういうのが
一番危険だと思っています。

 

例えが面白いだけに
イメージが一人歩きをする
可能性があると思うのです。

 

つまり、
新入社員に接していない人たちが、
彼ら彼女らを色眼鏡で
見ることになりはしないか?
と心配になるのです。

 

話しかけて、期待通りに
反応しないなんてことは
新入社員に限らず
誰にだってあります。

 

しかし、このような
レッテルを貼ることで
たまたま上手く伝わらなかった
場面で・・・

やっぱり、そうなんだ!

となりかねないと思います。

 

人は見たいように見ます。

 

しかし、人と人は違います。

 

実際、この2日間、新入社員研修を
担当させていただいた新入社員さんは
実に熱心に研修に取り組んでくれました。

 

熱意があって素直な若者
だと思いました。

 

私は、むしろ、
若者一人一人を見ないで
感覚でネーミングしている
大人のほうが問題だと思います。

 

彦摩呂っか!と・・・

 

ふつうに
「おいしい」と
言えばいいところを
インパクトのある言葉で
修飾して面白がっている・・・

 

分かったつもりで、
実は分かっていない・・・

 

こういう決めつけが、
若者の反発を生んでいる
ように思います。

 

そもそも、
若者を理解しよう
というのが無理があると
思います。

 

なぜなら、
いつの時代も
若者はおじさんにとって
理解できないものですから・・・

 

自分たちがそうであったように・・・

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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