複雑な問題は時間軸を味方につける

先日、チームビルディングの中で
合宿を行ったもう1つの目的は
「コラボレーション」を学ぶことでした。

 

「コラボレーション」
とは何でしょうか?

 

『コラボレーション』

異なる分野の人や団体が
協力して制作すること。
また、制作したものをもいう。
共同制作。共同事業。共同研究。
協業。合作。
コラボレート。コラボ。

出典 小学館デジタル大辞泉

 

今回の目的である
「コラボレーション」とは、
問題解決のために、
賛同できない人、
好きではない人、
信頼できない人と
協働するという意味です。

 

分かりやすく言うと、
問題解決のために、
問題の当事者同士が協力する
という意味です。

 

組織のコンサルティングを
している時に
その組織の内で相矛盾する目標を
持っている部署や人がいます。

 

その対立のために
成果が出ないということが
起こっています。

 

ここを解決するのが、
チームビルダーとしての仕事
だと思っています。

 

その時に
「コラボレーション」の技術
というものが必要になってきます。

 

その「コラボレーション」の権威が
アダム・カヘン氏です。

 

アダム・カヘン氏は、
南アフリカのアパルトヘイト問題や
グアテマラの内戦問題や
コロンビアの麻薬問題の
解決に携わってきました。

 

興味のある方はこの本を
読んでみて下さい。

 

敵とのコラボレーション
アダム・カヘン著  英治出版

http://qq2q.biz/enVD

 

そのアダム・カヘン氏が
昨年、来日して、
開催されたセミナーに参加した仲間から
アダム・カヘンが行った
ワークをシェアしてもらいました。

 

レゴのブロックを使うワークです。

 

このワークを通して
気が付いたことは・・・

 

自分が正しいと思った瞬間に
コラボレーションができなくなる
ということです。

 

対立している時は、
お互い、自分が正しいと
思っています。

 

自分が正しいと思っているうちは
相手が間違っていると思います。

 

つまり、
自分が正しいと思っているうちは
相手の正しさを受け入れることが
できません。

 

だから、
自分が正しいと思っていることを
いったん脇に置かないと
コラボレーションができません。

 

ここで、大事なのは、
「いったん」ということです。

 

どういうことか?というと
ずっと脇に置いておいたら、
自分の正しさを主張できません。

 

自分も正しいわけですから
相手の正しさだけを受け入れても
問題は解決しません。

 

つまり、どこかの時点で、
自分の正しさを主張しないと
いけないのです。

 

ここで、
主張すると、
振り出しに戻ります。

 

再び、対立状態です。

 

しかし、この対立状態は
前の対立状態と同じではありません。

 

お互いに主張をし合った上での
対立状態です。

 

そうやって、
少しづつ、揺り動かしながら
新たな関係を作り出す・・・

 

アダム・カヘン氏がやってきたことは
そういうことなんじゃないか?
と思います。

 

20年近く
お付き合いをさせて
いただいている経営者の方が
いつもおっしゃっている言葉があります。

 

『物事はいつも動いている。』

 

その通りだと思います。

 

時間は常に動いています。

 

あきらめるか、あきらめないかで、
時間軸を味方につけられるか
どうかが決まるのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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