どうしてコミュニケーションを取らないんだろう?

先日、お客様の飲み会に
参加しました。

 

飲み会といっても
私はお酒は飲めないので
烏龍茶ですが・・・

 

飲み会の様子を眺めながら
社長さんがこんなことを
おっしゃっていました。

 

飲み会だと仲がいいのに
どうして職場でコミュニケーション
をとらないのだろう?

 

職場で情報共有すれば
もっと生産性が上がるはずなのに・・・

 

社長さんからすると
あんなに仲がいいなら
職場でも情報共有すればいいのに・・・
と思ったようです。

 

確かに私もそう思いました。

 

しかし、
あれだけ仲がいいのだから、
必要だと思えば話すと思うのです。

 

それでも話さないとなると、
そもそも話す必要がないと
感じているのではないか?と思うのです。

 

つまり、
仕事のやり方の問題です。

 

仕事の内容が固定化して、
一定のルールで回るようになると、
各々が自分の仕事だけやっていれば
仕事が回ります。

 

いちいち話し合ったり、
お互い、調整することなしに
仕事をこなせるほうが効率的です。

 

だから、
コミュニケーションをすることなく
仕事を回せるというのは、
それだけ生産性が高いということです。

 

コミュニケーションは
コストだという考え方もあります。

 

だから、
コミュニケーションがないことが
必ずしも悪いことではない
と思いますよ!
とお伝えしました。

 

そうしたら、
社長さんはそれではダメだ!
とおっしゃっいました。

 

なぜなら、
価格競争にさらされて
もっと生産性を上げないといけない
からだそうです。

 

なるほど・・・

 

そうだとすると
生産性を上げろ!と言えば言うほど
よりコミュニケーションを
取らなくなると思います。

 

なぜなら、
コミュニケーションを取らないことが
生産性を高めることだと
思っていますから・・・

 

黙々と作業することが
生産性を高めることだと信じている
からです。

 

このブログでも
何度もお話をしていますが、
チームの成果は・・・

「人」×「しくみ」×「関係性」

です。

 

今までこの会社で行われてきたことは
「人」×「しくみ」です。

 

つまり、
「人」として個々の能力を磨き、
「しくみ」として効率のよいやり方を
してきたのだと思います。

 

つまり、
「関係性」がいらない
仕事のやり方をしてきたのです。

 

言われたことを忠実に実行する
「人」がいて、
効率のよいやり方という
「しくみ」があれば、
成果が出たのだと思います。

 

これ以上の成果を出そうとすると
言われたことをする「人」ではなくて
アイデアを出したり、
工夫をしたりすることで、
自分たちで「しくみ」を変えていく
必要があります。

 

そのために必要なものは、
「関係性」です。

 

思ったことが言える

 

やろうと思ったことが試せる

 

話し合ってやり方を変えられる

 

つまり、
言われたことをやるのではなくて
自分たちで考えて実行できるように
なって欲しい・・・

 

その時に「関係性」が必要なんです。

 

だから、社長が、
どうしてコミュニケーションを取らないんだろう?
と思う感覚は、
まさに足りないものを言い当てています。

 

ただ、だからと言って、
「コミュニケーションを取りましょう!」
と指示しただけでは、
自分たちで考えて実行できるようには
なりません。

 

では、どうしたらよいのか?

 

長くなったので、
この続きは明日書こうと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとございます。

 

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