前澤社長はなぜ辞めたのか?

ZOZOの前澤友作社長(43)が
12日、社長を退任したニュースが
話題になっていました。

 

会見の全文が公開されていたので
読んでみました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00010000-wordleaf-bus_all

 

その中で、ご本人が辞めた理由を
こんな風に話しています。

 

チーム力や総合力というのを
自分自身
活かしきれていなかったんじゃないか
と思うところがあります。

 

それはなぜなら、
ワンマンであり、
自分がこう思うんだったらこうやってよ
というようなスタイルでやってきたので、
現場の権限や裁量を十分に与えられて
来なかったようなこともありました。

 

そういった意味で、
ZOZO社はいろんな課題に直面している今、
経営の考え方、体制が
抜本的に変わるべきタイミングだった
と思います。

 

トップダウンというのは、
トップが決めた方針を組織として
実行するということです。

 

トップとしての判断が
正しくないと成果を上げることが
できません。

 

2019年3月期には
上場後初めて営業減益に
陥りました。

 

その後の
2019年4月~6月期の連結決算では
増収増益になり業績は改善しています。

 

もっとも、これは、
前澤社長の肝いりの
「ZOZOSUIT」の配布数を
減らしたことによる改善のようです。

 

こんな流れの中で、
自ら、トップダウンの限界を
感じていたのだと思います。

 

ご自分でもこんな風に言っています。

 

僕の経営手法というのは、
感性に基づく経営手法をとっていました。

 

時代の香りといいますか、におい。

 

みなさんの動きや考え方、雰囲気。

 

そういったものを
直感的にかつ野生的に感じ取り、
それを経営にいかせないか
という経営手法をとってきました。

 

感性による経営から
データや繰り返し行うテストに基づいて
はじきだされるロジカルな経営
に変えていかなければならないことを
実感したのだと思います。

 

そうなった時に、
つまらなくなったのだと思います。

 

これは私の勝手な想像です。

 

本当のところは分かりません。

 

しかし、
データや繰り返し行うテストに基づいて
はじきだされるロジカルな経営の中で
自分の居場所がない
と感じたのだと思います。

 

つまり、
データを見て判断したり
テストを繰り返して経営判断をする
自分がイメージできなかった
のだと思います。

 

自分の好きなことをやってきて
自分の好きなことができなくなったから
やめる・・・

 

社長でさえも辞める

 

ある意味、衝撃的でもあります。

 

しかし、
ZOZOの経営理念をみると

 

< 企業理念 >

世界中をカッコよく、
世界中に笑顔を。

 

< ZOZO WORKSTYLE >

楽しく働く

 

自分がカッコよくいられない・・・

 

自分が楽しく働けない・・・

 

だから、辞める!

 

そこには一貫性があると思いました。

 

会社といっても様々です。

 

正解不正解はなくて、
ただ、そこに「一貫性」があるのか?
が大事なんだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとございます。

 

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