転職しても上手くいない理由

先日、
お客様のところに訪問して
社長さんと話をしている時に
半年前に退職した部長さんの話に
なりました。

 

中途で入社して5年間、
ずっーと、会社に不満があって、
私も面談をしながら、
会社と本人の方向性のズレを
フィードバックしていました。

 

結局、その方向性がそろわずに、
半年前に退職をされました。

 

優秀な方で会社としても
とどまってほしかったのですが、
方向性がそろわないのであれば、
あきらめざるを得ませんでした。

 

で、その元部長さんが
その後、どうなったのか?
という話を社長さんとしました。

 

その元部長さんは、
退職していく時は、
「俺は友人の会社で役員になる!」
とおっしゃっていました。

 

しかし、
今日の社長さんの話によると
なんと、転職して2ヶ月で、
その友人と喧嘩して
その会社を退職してしまったそうです。

 

今では、自宅で
フリーランスで仕事しているようですが
仕事がなくて大変みたいです。

 

実は、この元部長さん、
私のお客様の会社に入る前も
会社を転々としていたようです。

 

どうして、この元部長さんは
いつも上手くいかくなるのでしょうか?

 

理由は「メンタルモデル」です。

 

これは「氷山モデル」で考えると
分かりやすいと思います。

 

「氷山モデル」

 

 

海に浮かんている氷山は
見ている部分は一部であって
海面の下には、
見えているものよりも
大きな氷の塊が沈んでいます。

 

見えている部分が・・・

 

「できごと」
(何が実際に起こったのか?)
⇒転職を繰り返す

 

海面の下には・・・

 

「パターン」
(今まで何が起こってきたか?)
⇒喧嘩をして会社を辞めてしまう

 

「構造」
(何がパターンに影響を及ぼしたか?)
⇒仕事の内容が専門的なので誰も意見できない
仕事はできるので、上から目線でものを言う
相手を馬鹿にして話をしない

 

「メンタルモデル」
(どんな信念、価値観を抱いているか?)
⇒自分は間違っていない
自分は常に正しい

 

という具合です。

そもそも、
チームで仕事をしている場合、
常に自分が正しいなんてことは
ありません。

 

立場が変われば、
何が正しく、何が間違っているか?
なんて変わります。

 

会社なんて
誰もが正しくて、
誰もが間違っています。

 

その中で、全体として
何が正しいのか?を選択する
だけの話です。

 

それなのに、
常に自分が正しいなんて
思っていたら、
上手くいく行くはずがありません。

 

結局のところ、
「メンタルモデル」が変わらない限り
「構造」も「パターン」も
「できごと」も変わりません。

 

つまり、
転職をしても
上手くいかないのです。

 

上手くいかなことが
繰り返される場合は、
そこに「パターン」があります。

 

そして、
その「パターン」を生み出す
「構造」があります。

 

この「構造」を変えるために
環境を変えることも有効なんですが
この「メンタルモデル」を理解しないまま
環境を変えても、
同じ「構造」になります。

 

だから、
「メンタルモデル」に気づくことが
大切です。

 

しかし、
人は見たいものしか見ないので
この「メンタルモデル」に
気づけないのですよね!

 

だからこそ、
フィードバックしてくれる仲間が
大切だと思うのです。

 

この元部長さんは、
この社長さんの会社にいる時に
気づければよかったのでしょうか、
フリーランスになったら、
ますます気づけなくなるでしょうね!

 

つまり、
フリーランスになることで、
フィードバックが受けられなくなり
「自分は間違っていない」という
「メンタルモデル」が強化される
ことになります。

 

周りから見ているよくわかるのですが、
自分ではなかなか見えないものですね!

 

だからこそ、耳の痛い話をしてくれる
仲間を大切にしたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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