”ONE TEAM”になるのは大変だ!

今年の流行語大賞が
“ONE TEAM”に決まりました。

 

ラグビーW杯が
あれだけ盛り上がったのですから
納得の受賞です。

 

そうなると・・・

 

うちの会社も“ONE TEAM”がいいよね!
という話になるのですが、
そんな簡単な話ではありません。

 

“ONE TEAM”になるって
結構大変です。

 

“ONE TEAM”になるためには
何が必要なのでしょうか?

 

日本代表の元キャプテ
ン廣瀬俊朗氏はインタビューで
こんな風に言っています。

 

個人よりチームを優先する姿勢。

 

こうやったらチームのみんなが嬉しいだろう
と思うことを、誰もが自発的にやれる環境があった。

 

それは目的や存在意義のために、
自分の役割を理解していたからこそ。

 

『ONE TEAM』は
そうした個よりチームという姿勢が
まずあげられると思います。

 

個よりチームを優先するとは
どういうことでしょうか?

 

それは・・・

 

個はどうでもよいのではなく、
個を活かしながら、
チームとして行動ということです。

 

だから、強い個は必要です。

 

しかし、
強い個を集めれば集めるほど、
チームとして機能することが難しくなります。

 

なぜなら、
強い個は自分に自信があるからです。

 

自分に自信があるので、
人の言うことを聞きません。

 

オレが一番だ!オレが正しい!
と思っています。

 

そうでなければ、
日本代表に選ばれませんから・・・

 

そんな人達がチームになるためには
「オレが正しい」を乗り越える必要があります。

 

「オレが正しい」と思っても
そうじゃないかもしれない・・・

 

いつもブログに書いている
「ルービックキューブ理論」です。

 

 

人間がどう頑張っても
6面あるルービックキューブのうち
3面しか見ることができません。

 

そうなった時に
どうやって見えない3面を見えるようにするか?
が問題になります。

 

実際、ルービックキューブなら
どうしたら見えるでしょうか?

 

簡単です。

 

ひっくり返せば良いのです。

 

これが人だと難しいです。

 

ひっくり返えす訳にいきませんから・・・

 

人は変えることはできません。

 

では、どうするのか?

 

それは・・・

 

「感じ取る」ことです。

 

ここで大事な理論が「U理論」です。

 

「U理論」
マサチューセッツ工科大学の
オットー・シャーマン氏によって、
世界の著名なリーダーへのインタビューや
イノベーターたちとの仕事を通じた経験
を元に生み出された理論です。

 

この「U理論」の本は
分厚いので読むのが大変です。

 

なので、
私なりの解釈でザックリお話します!

 

「U理論」を図にすると
次のようになります。

 

 

「U理論」
7つのステップで説明がされます。

 

1.ダウンローディング

人は未知なもの、好ましくないものに
出会ったときに、
自分の経験に照らして解釈をする。

 

2.観る

頭の中で起きている混乱に動揺することなく、
目の前の事象、状況、情報に意識が
向けられている状態。

 

3.感じ取る

自分の過去の解釈を壊し、
見えなかったものを観ようとする。

 

4.プレゼンシング

こだわりがなくなり、
新たな解釈や考え方が湧き上がってくる。
ここから未来が出現し、
イノベーションが生まれる。

 

5.結晶化

新たな解釈や考え方を自分の感覚として
カタチにしようとしているプロセス。

 

6.プロトタイピング

試行錯誤しながらアウトプットするプロセス。

 

7.実践

新しいやり方、仕組み、習慣として実体化する。

 

文字を読むと難しく感じるかもしれません。

 

簡単に言うと、
思い込むや偏見を捨てて
相手を受け入れるということです。

 

人間ですから、
生理的に合わない
とにかく嫌い
なんとなくムカつく
というものがあると思います。

 

そういう感情的なものや
思い込みを排除して
新しい考え方や解釈が
湧き上がってくるのを待つ

 

絶対、相手が悪い!
と思っていたのに
ふとしたことがきっかけで、
自分の勘違いだったかもしれない・・・

 

そんな風に思ったことは
ありませんか?

 

なにかの拍子で
あれ?勘違いしていたかも?
と思える「柔軟性」のようなものです。

 

これが「プレゼンシング」です。

 

人と人が違うということを
繰り返し言っているのは、
この「プレゼンシング」を起こしやすく
するためです。

 

自分が正しいと思っているように
相手も正しいと思っている・・・

 

自分も相手も
ちょっとづつ正しくて
ちょっとづつ間違っている。

 

相手の言っていることに
耳を傾けてみよう!

 

そう思うことが
“ONE TEAM”になる
ための第一歩だと思うのです。

 

難しいと思います。

 

だからこそ、
そこに強い想いが必要なんです。

 

だから、ビジョンが必要なのです!

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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