なぜ、貸したお金は忘れないのに、借りたお金は忘れるのか?

最近、電子マネーが普及してきて
気がついたらお財布にお金がない!
ということがあります。

 

先日も、
飲み会に参加して、
精算の時に現金がないことに気付いて
主催者の方にお金を借りました。

 

ところが、恥ずかしい話、
先日、主催者の方に会ったのに
返すのを忘れてしまいます。

 

借りたお金って、
返すの忘れてしまうんですよね!

 

でも、自分が貸したお金は
覚えていたりします。

 

なんでなんでしょうか?

 

これは、いちよう、
行動経済学で説明できます。

 

「損失回避性」といいます。

 

例えば、
①何もしないで30,000円もらえる
②ジャンケンで勝ったら60,000円もらえる
のと、どちらを選びますか?

 

おそらく、
①何もしないで30,000円を
選ぶと思います。

 

ジャンケンで勝つ確率は50%

 

50%のリスクを負えば、
2倍になるかもしれないのに、
失うことを恐れます。

 

これが、もし、
ジャンケンで勝ったら、
90,000円だったらどうでしょうか?

 

ちょっと、心が揺れませんか?

 

「損失回避性」 によると、
利得に1の価値を見出すとしたら、
同額の損失に1.5倍から2倍の
マイナスの価値を見出すそうです。

 

つまり、
30,000円もらった喜びと
30,000円失った悲しみは
同じではないのです。

 

むしろ、
30,000円失った悲しみは
45,000円~60,000円失ったぐらいの
インパクトがあるということです。

 

このように、
人は得る喜びよりも
失う悲しみの方が大きいことが
理論的にも証明されているのです。

 

これをお金の貸し借りで考えると・・・

 

今回、3,000円を借りました。

 

借りた方は3,000円でも
貸した方は4,500円〜6,000円の
感覚ということです。

 

つまり、
同じ3000円でも
貸した方と借りる方では
インパクトが違うのです。

 

これが、
貸したお金は忘れないのに、
借りたお金は忘れない理由です。
(かなりこじつけっぽいですが・・・)

 

何が言いたいのか?というと、
人の感覚は非対称ということです。

 

よく、相手の立場になって考えろ!
と言われます。

 

たしかに、
相手の立場に立って考えることは
大事なのです。

 

しかし、
その立場にならないと、
その人の感覚にはなれないのです。

 

借りたお金が3,000円なら、
3,000円としか思えないのです。

 

結局、相手のことを考えるには
限界があるのです。

 

だから、分かったつもりが
一番危ないのです。

 

このような人間関係が壊れやすい
メカニズムが分かっていると、
誤解や思い込みから解放されやすく
なります。

 

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今日も最後まで読んでいただいて
ありがとございます。

 

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