強みには影がある

前回のブログで
ピンチの時は「強み」を活かせ!
という話をしました。

 

それはその通りなんですが、
それはそれで危険だ!という話
をしたいと思います。

 

前回の話で言うと、
ロケット産業における
日本の「強み」は成功率です。

 

改善に次ぐ改善を重ね、
ジワジワと質を高めていくことは
得意です。

 

着実に質を高めていくので
成功率は高まります。

 

こうやって、
地道にコツコツとやったら
日本の右に出る国はないと思います。

 

これは「強み」です。

 

しかし、
この「強み」は
良いものとは限りません。

 

スペースX社のように
ロケットを再利用するなんて
アイデアは改善からは
生まれないからです。

 

おそらく、日本では、
会議でそのアイデアを出しても
現実味がないと却下されるでしょう・・・

 

つまり、
日本の「強み」では
イノベーションは生まれにくいのです。

 

今ある延長線上で
質を上げることはできても
延長線の上に点を打つことはできない・・・

 

だから、「強み」に
こだわりすぎるのも良くありません。

 

それは、
人の「強み」も同じです。

 

例えば、経験が豊富ということは
間違いなく「強み」です。

 

しかし、
その経験に自信を持つようになると、
他の人の話が聞けなくなります。

 

他人のアイデアを聞いても

「何もわかっていない!」

「そんなのできこっこない!」

「話にならない!」

と検討することなく却下します。

 

しかし、スペースX社は
ロケットを再利用するという
アイデアを実現させました。

 

このように、
経験で判断している限りは
新しいアイデアを
正しく判断できないのです。

 

つまり、
「強み」を発揮している時は
「弱み」はむき出しになっている
ということです。

 

これがわかっていないと
「裸の王様」になります。

 

成果を上げている人に限って
謙虚だったりするのは、
こういうことが分かっている
のだと思います。

 

「強み」には影があります。

 

「強み」が強く出れば出るほど
影も強くなります。

 

だから、
「強み」を発揮する時は
「弱み」に気を付けなければなりません。

 

では、
どうしたらよいのでしょうか?

 

それは・・・

 

逆側から光を当てることです。

 

つまり、
「コミュニケーション」をとる
ということです。

 

自分と相手は違うというこを
理解していて、
常にそのギャップを意識しながら
コミュニケーションをする
ということです。

 

自分はこう考えているんだけど、
違う考え方を受け入れられる
柔軟性を持っておく
ということです。

 

そういう意味で、
自分とは違うことを
気軽に言ってもらえることが大事です。

 

自分が思っていることが
全てではないかもしれない
と思うことです。

 

それは、
自信がないのではなくて
過信をしないということです。

 

正しい、間違っているの
2択で考えないということでも
あります。

 

ルービックキューブには
裏側があるという話です。

 

そういう意味で、
本当に成果を上げようと思ったら
コミュニケーション能力が
必要になるのです。

 

だから、上に立つ人には、
コーチングを身に付けて欲しいと
思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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