お叱りは後で・・・

安倍首相が全国の小中高校に
臨時休校を呼び掛けた
異例の対応に批判が上がっています。

 

決断が遅い!という批判もあれば
もっと少し段取りをしてから
決断すべきだ!(決断が速い!)
という批判もあります。

 

ワイドショーを見ていたら
気分が悪くなるぐらい批判だらけです。

 

今後に生かすために
批判はあってもよいと思いますが、
現状をよくするためには
あまり役立たないのです。

 

問題解決の手法に
ギャップアプローチと
ポジティブアプローチの
2つの方法があります。

 

ギャップアプローチとは
上手くいっていない原因を
追求するアプローチです。

 

今回の政府批判は
ギャップアプローチです。

 

なんで、
もっと早く決断できないのか?

 

なんで、
もっと段取りしてから
方針を出さないのか?

 

なんで、なんで、なんで・・・

 

もともと、この考え方は
製造業で使われていた考え方です。

 

『なぜ?』を5回繰り返せ!
みたいな話です。

 

製造業は
これで問題を解決してきました。

 

製造業は、流れ作業です。

 

流れ作業は、流れていますが、
1つ1つは分断されています。

 

材料の発注、受け入れ、加工、出荷

 

連携が要らないわけではないですが、
1つ1つが独立しています。

 

だから、
1つ1つを解決していけば
全体が解決するのです。

 

しかし、今回のような
時の経過ともに状況が
変わっていく問題に対しては
効果がありません。

 

なぜなら、
問題を特定し解決しても、
別の問題が発生しているからです。

 

つまり、
「なんで」に答えていても、
その時には別の問題がおこっています。

 

世の中が便利になって、
いろいろなものがつながるように
なってきました。

 

すると、1つの問題が、
他の問題に影響を及ぼすようになります。

 

このような問題を解決する方法が
ポジティブアプローチです。

 

ポジティブアプローチとは、
「どうなっていたいのか?」
という理想の方から
現実と理想のギャップを埋める
ということです。

 

問題を1つ1つ解決して
理想に近づけていく
ギャップアプローチに比べて、
現状と理想の状態を一気に
埋めていくため、
イノベーションが生まれやすくなります。

 

ポジティブアプローチは、
目指すべき方向だけが決まっています。

 

だから、ある意味、
やり方は何でも良いのです。

 

とにかくやってみよう!
という思考になります。

 

動きながら、
問題解決の手がかりを
探っていく・・・

 

そうしているうちに
解決方法が浮かぶ!

 

今回でいうと、
とにかく人の流れを止める必要が
ありました。

 

その時に、
小中高の人の動きを止めることが
効果的だと考えたのだと思います。

 

そこには、段取りとか、
影響とか考えないのです。

 

とにかく、決断する。

 

それによって生ずる問題は
あとから解決する!

 

批判なんて覚悟の上です。

 

批判があっても、
これ以上の拡大を止めるためには
どうしたらよいのか?
だけを考えた結果です。

 

では、
これ以上の拡大を止めるという
成果を手に入れるためには、
どうしたらよいのでしょうか?

 

それは・・・

 

反省よりも行動です。

 

ルパン三世のカリオストロの城で
ジョドーが伯爵に怒られた時に
言った言葉

 

「お叱りは後で!」

 

みたいな話です。
(あっ!分かる人だけでいいです!(笑))

 

なんか息苦しくなってきたので
今回はこんな感じにしたいと思います。

 

でも、実際、
お子さんがいる方は大変ですよね!

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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