職場に犯人はいない

先日、社長さんとお話している時に
こんなことを言われました。

 

なぜ、社員はその先のことを
考えないのでしょうか?

 

仕入れの金額が上がって、
製造原価が高くなって、
値上げをしなければならなくなりました。

 

そうしたら、注文量が減ってしまいました。

 

値上げをしたら、注文量が減るのは
分かっていたはずなのに、
次の手を打っていない・・・

 

なぜ、社員は、先のことを
考えていないのでしょうか?

 

なるほど、
おっしゃりたいことはわかります。

 

でも、私はこう思いました。

 

なぜ、社長さんは、
社員が先のことを考えないと
考えなかったのでしょうか?

 

だって、先のことを考えていないのは、
わかっていたはずです。

 

社員が値上げに夢中になったら、
その先のことを考えられなくなると
予想できたと思います。

であるなら、
その先のことを考えるように
社員に次の手の指示をするだけでなく、
なぜ、その指示の進捗を確認しなかった
のでしょうか?

 

「なぜ?」

 

職場には、たくさんの「なぜ?」があります。

 

なぜ、社員は
先を考えられなかったのか?

 

なぜ、社長は
先の先を考えられなかったのか?

 

それって、理由があるでしょうか?

 

それは、わざと考えなかったのであれば、
解決する方法があると思います。

 

しかし、精一杯やっていて
上手くいかないなら、それはそれで、
仕方がないと思うのです。

 

職場に犯人はいないのです。

 

では、何が悪いのか?

 

実は、その考え方そのものが
上手くいかない理由です。

 

問題を解決するのに大事なのは、
どうなっていたらいいんだろう?
と考えることです。

 

みんな、忙しい中、
なかなか、先のことを考えられません。

 

そんな中、先のことを考えるためには、
どうなっていたらよいのでしょうか?

 

先のことを考える時間をあれば、
よいのだと思います。

 

目の前の仕事はおいておいて
とにかく先のことを考える時間を作る

 

でも、そんなことをする時間がない・・・

 

だとしたら、会社が、業務として、
その時間を確保するしかありません。

 

つまり、無理やりでも、会議をすると
決めることです。

 

これは、いつも、
お客様の所で話しているのですが、
会議はコストです。

 

コストはかけない方がいいですが、
ある程度、コストをかけないと
よいものはできません。

 

ものを作っている人なら
よくわかっていると思います。

 

それは、組織も同じです。

 

組織作りもある程度コストをかけないと
組織は機能しません。

 

「人」で解決しないなら、
「しくみ」で解決するしかありません。

 

すでに「人」が制約条件になっています。

 

忙しくても、人が採用できません。

 

そうなると、今いるメンバーで、
組織を機能させることで
解決していくことが大事です。

 

そうなると、
職場に犯人はいないという前提で
組織作りをして行かないと、
上手くいかないと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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