言いたいことを言えればよいのか?

オリンピックの出場選手に対する
SNSによる誹謗中傷が問題になっています。

 

これまでも、
選手に対する誹謗中傷はあった
のだと思いますが、
SNSの広まりによって、
心ない声が選手に直接届くように
なってしまいました。

 

この問題って、単純に
思いやりがあるか?どうか?
の話だと思いますが、
顔が見えない状況で言葉を発するので、
相手の気持ちを思いやることが
難しいのだと思います。

 

会社も同じような問題を
抱えています。

 

経営者は社員のことが見えない、
社員は経営者のことが見えない中で
お互いに言いたいことを言ってしまうと
関係が壊れることがあります。

 

しかし、組織の相談にのっていると、
こんな相談を受けることがあります。

 

何でも言い合える組織にしたい!

 

それはそれでよいことだと思いますが、
本当に何でも言い合ってもいいんですかね?

 

相手の背景も考えずに、
言いたいことを言ったら、
それこそ誹謗中傷にならないですかね?

 

結局、これもSSR理論の話です。

 

SSR理論とは、
Strength(人材力)
Structure(組織力)
Relation(関係力)
頭文字の略です。

 

チームの成果はこの3つを掛け合わせて
成果が出るという理論です。

 

何でも言い合えるというのは、
「関係力」です。

 

そうなった時に
「関係力」だけ高めてもダメで、
その前に「組織力」を高めておく
必要があります。

 

それはどういうことか?というと
何でも言い合えるというのは、
何のためなのか?という目的を
明確にしておくということです。

 

目的が不明確なまま、
お互い言いたいことだけ言ったら、
それこそ、喧嘩になります。

 

オリンピックでいえば、
感動を与えてくれた選手に
応援のメッセージを送ったり、
労いの言葉をかけたり、
勇気をもらったお礼をしたり・・・

 

選手たちに気持ちを伝えるために、
言いたいことが何でも言えたら、
その目的は果たされます。

 

それが自分のモヤモヤやイライラを
発散させるために
言いたいことを言ったら、
目的が果たされないどころか、
相手を傷つけることになります。

 

このように「組織力」が弱いところで
「関係力」だけ高めても、
思ったような結果にはなりません。

 

一般的に、組織の問題を
「関係力」だけで解決できると
思っている方が多いように思います。

 

組織の成果は、
Strength(人材力)
Structure(組織力)
Relation(関係力)
の掛け算です。

 

この3つをバランスよく高めることが
大事なのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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