技術としての”ありがとう”

先日、お客様の会社で
部門の立て直しの会議をしました。
 
 
 
 
上司と部下の関係性がよくないので
関係性を良くしてもらいたい
という依頼を会社からいただき、
部門の皆さんに集まってもらいました。
 
 
 
いつもブログに書いていますが、
組織の成果は、
【SSR理論】
人材力×組織力×関係力です。
 
 
 
関係力だけ良くなることはなくて、
関係力を高めるには、
組織力から高める必要があります。
 
 
 
関係力というのは、
ビジョンや目的・目標です。
 
 
 
つまり、
何のために関係力を高めたいのか?
どんな職場にしたいのか?
を明確にする必要があります。
 
 
 
まず、それについて話し合ってもらって、
「気を遣わずに働きやすい職場にしたい!」
という共有のビジョンが出てきたので、
そのビジョンの元、話し合いをしてもらいました。
 
 
 
その中で部下から出てきたのは、
上司が「ありがとう!」と言わない
ということでした。
 
 
 
上司が体調が悪く早退した次の日に
出社して「ありがとう!」と言わない・・・
 
 
 
同僚が風邪で休んで、
2人でやる業務を1人でやることになって
なんとか時間内に終わらせても
「ありがとう!」と言わない・・・
 
 
 
パートさんが帰る時に
「お疲れ様でした!」と言っているのに
パートさんの方を見ない・・・
何も言わない・・・
 
 
 
う~ん、なんだか、私は、
妻に責められているような気に
なってきました・・・
 
 
 
上司の方に
そう言われてどう思うのか?
聞いてみました。
 
 
 
すると・・・
 
 
 
そうですね!足りないですね!
とおっしゃいました。
 
 
 
ありがとう!という気持ちが
ないわけではないと・・・
 
 
 
ただ、
ちゃんとできているし、
本人から何も言ってこないし、
あえて言う必要もないじゃないか?
と思ったとのことでした。
 
 
 
そうなんですよね!
 
 
 
 
ちゃんとできるし、
別に手伝ってほしい訳でもないし、
ありがとう!と言われないと
やらない訳でもないんです。
 
 
 
ただ、ちゃんとやっているのを
言葉として承認をして欲しいのです。
 
 
 
あえて言わなくていいだろう!ではなく
あえて言う必要があるのです。
 
 
 
 
思っていること、考えていることは
表現しないと伝わりません。
 
 
 
マネジメントにおいて、
上司としては、
部下のみなさんに動いてもらって
なんぼの世界です。
 
 
 
「ありがとう!」と言うことで
部下が気持ちよく動いてくれるなら、
どんどん言うべきです。
 
 
 
私は、これを
『技術としての”ありがとう”』
と呼んでいます。
 
 
 
あえて言うか?どうか?
を考えるぐらいなら
何も考えずに
「ありがとう!」と言えばいいんです。
 
 
 
『技術としての”ありがとう”』なんて、
言い方が乱暴かもしれませんが、
そもそも、考えるようなことではないのです。
 
 
 
上司になるのであれば、
『技術としての”ありがとう”』を
身に付ける必要があります。
 
 
 
承認はガソリンで
動き続けるには必要です。
 
 
 
ちなみに、
うちの家庭が上手くいっているのは、
『技術としての”ありがとう”』を
私が身に付けているからです。
 
 
 
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
 
 
 

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