いつもブログに書いていますが、
組織の成果は、
人材力×組織力×関係力です。
(SSR理論です)
だから、組織を見る時に
この3つの観点で見るようにしています。
人材力に関して言うと、
組織の課題を解決できる
知識やスキルやモティベーションを
もった人材はいるのか?
そういったものが活かされているか?
という視点で見ます。
組織力に関して言うと、
ビジョンやミッションやバリューが
あるのか?ということや
目的、目標、役割、計画が
明確になっているか?
そういったものが機能しているのか?
という視点で見ます。
最後に関係力に関して言うと
リーダーとメンバーの間の信頼感、
メンバー同士の信頼感、
チームとしての一体感があるか?
という視点で見ます。
関係力でよく誤解を受けるのは、
仲がいいか?悪いか?(関係性)だと
思っているということです。
仲がいい(関係性がいい)からと言って
関係力が高いとは言えません。
仲がいいか?悪いか?(関係性)は
ビジネスモデルによるところが
大きいと思っています。
ビジネスモデルというのは、
企業が価値をどのように生み出して
どのようにその価値を届けるのか?
と言うことです。
関係力が影響を受けるのは、
そこに人がどう関わっているか?
というのがポイントになります。
例えば、製造業であれば、
それぞれの業務担当が明確なので
社員同士の関係性が悪くても
業務は回っていきます。
逆に、サービス業であれば、
それぞれの業務担当が流動的で
社員同士の関係性が良くないと
業務は回っていきません。
そう考えると、
製造業は関係力がなくて
サービス業は関係力があると
思われるかもしれません。
しかし、実際は、逆だと思っています。
製造業のように
関係性が悪くても業務が回るのであれば、
関係性を悪くすることを恐れず
言いたいことが言えると思うのです。
つまり、関係力が高いと言えます。
それに対して、
サービス業のように
関係性が悪いと業務が回らないので、
関係性を悪くすることを恐れて
言いたいことが言えなくなる
と思うのです。
とくに、一緒にいる時間が長くて、
場所的にお互いに距離を取れない
職場環境だと
いったん、関係性が悪くなると
職場にいられなくなるから、
言いたいことがあっても我慢する
ということがあると思うのです。
これでは関係力が高いとは言えません。
つまり、
仲がいい(関係性がいい)ように見えても
必ずしも関係力が高いとは限らない
ということです。
仲がいい(仲がよく見える)のは
仲よくせざるをえない環境にいるから
ということもあるのです。
だから、仲がいいように見える場合、
関係力があるように錯覚することがあるので
注意が必要だと思っています。
では、仲がいい(関係性がいい)状態を
どのようにしたら関係力が高い状態に
することができるのでしょうか?
それは、SSR理論の
各要素の並びの順番に答えがあります。
人材力×組織力×関係力
関係力を上げたければ
組織力を上げることが打ち手になります。
組織力、つまり、
ビジョンやミッションやバリュー、
目的・目標、役割、計画を
明確にして機能させるということです。
組織力が低いから
関係性を高くして
組織を維持するしかないのです。
組織力が高いからこそ、
関係性の悪化を恐れずに
言いたいことが言えるのです。
だから、
組織の成果が上がらないという時に
仲が悪い(関係性が悪い)ことが、
問題ではなくて、
関係力が低いことが問題なのです。
仲よくしなくていいんです。
ただ、関係力を上げておかないと、
本当に組織は壊れます。
そのためはに、
組織力を上げておく必要がある
ということです。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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