先日、お客様の社長さんから
こんな相談を受けました。
部下をほめようと思うのですが、
上手くほめられないんです。
なるほど…
ほめようと思っても
ほめるところがないのですが
どうしたらいいんでしょうか?
私の経験上、
できる人ほどほめるのが苦手です。
普通、ほめようとしたら、
できていることをほめます。
できる人にとって
できるのは当たり前なので、
わざわざほめるようなことではない
と考えます。
そうやって考えると
できる人ほどほめることが
難しくなります。
ところで、そもそも、
なぜ、ほめる必要があるのでしょうか?
それは、成果を出すためです。
成果ってなかなか出ません。
試行錯誤が必要です。
成果が出るまで行動し続ける
必要があります。
行動し続けるために
何が必要なんでしょうか?
それは承認です。
承認されることで、
諦めずにやり続けようと思います。
だから、成果を出すために
ほめることが必要です。
しかし、ここで問題があります。
成果を出すためにほめたいのに、
成果が出ていないのでほめられない
ということが起きます。
これでは、いつまで経っても
成果はでません。
では、どうすればよいのでしょうか?
それは、ほめようとしないことです。
実は、承認には3つあります。
①結果承認
②経過承認
③存在承認
の3つです。
①結果承認とは・・・
できたことを承認すること。
②経過承認とは・・・
その行動(努力)を承認すること。
③存在承認とは・・・
その存在そのものを承認すること。
この中で、一番やりやすいのは、
①結果承認です。
結果は目に見えるので、
結果が出たら承認すればよいのです。
しかし、先ほど書いたように、
結果が出ないと承認できません。
それに対して、
②経過承認は、
結果を出すための行動(努力)を
承認することなので、
結果が出ていなくても承認ができます。
具体的に言うと、
毎日、欠かさず練習しているね!とか
いつも丁寧に仕事していますね!
という感じです。
このように結果が出ていなくても、
承認することができますが、
相手をよく見ていないと承認できない
という難しさがあります。
また、これも自分と比較してしまうと、
これくらいやって当たり前!みたいな話になって
承認できなくなります。
いずれにしても、意識していないと
②経過承認はできません。
このように
結果を出すための行動(努力)を
していればよいのですが、
それもしていない時は、
どうしたらよいのでしょうか?
その時は、③存在承認です。
存在そのものを承認するということです。
どうやって承認すればいいの?と
思われかもしれません。
一番、やりやすいのは、
「あいさつ」です。
あいさつは、
相手がいないとできません。
あいさつをするということは、
相手の存在を認めていることになります。
ただ、大事なのは、
相手に伝わるようにやることです。
相手に伝わるようにしないと、
承認したことになりません。
③存在承認がよいのは、
無条件にできるということです。
結果が出ていなくても
行動していなくても
存在しているだけで承認できます。
そもそも、
ほめようとする必要もありません。
だから、
ほめるのが難しいと感じている人は
まずは、あいさつから始めたらよいと
思います。
ちゃんとあいさつできているか?というと、
微妙な気がしています。
自戒も込めて、
あいさつからはじめようと思います。
今日も最後まで読んでいだき、
ありがとうございます。
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