針は天極を指す

私が組織のコンサルティングをする時は、
必ず目標を立ててもらいます。

実は、私自身、
コンサルタントになる前は
目標は嫌いでした。

目標があると、圧力というか、
やらされ感を感じることもあって、
よいイメージはありませんでした。

しかし、
チームビルディングを学ぶことで、
チームには目標がないと上手く行かないことに
気付きました。

当たり前の話ですが、
人生でも、仕事でも、
常に順調とは限りません。

予想外のことや、自らの過ちで、
窮地に陥ることがあります。

何をやっても上手く行かない時とか、
やることなすこと裏目に出る時があります。

そうなった時に、
どうしたらよいのか分からなくなります。

そんな時に目標を立てておくと、
とにかく、そこに向かうことができます。

私の好きな言葉に
「針は天極を指す」という言葉があります。

詩人の高村光太郎さんの言葉です。

「針」とは方位磁石(コンパス)の針です。

方位磁石はどんなに振り回されても、
針は天極(北)を指します。

自分たちがやりたいことが明確になっていれば、
どんなことがあってもそこに向かいます。

人はやりたいことはやるのです。

だからこそ、
やりたいことを目標にすれば、
迷うことはありません。

ただ、そういう目標って
簡単には立てられません。

特に、会社の目標となると、
会社(社長)がやりたい目標を立てます。

そうなると、
社長は天極を向くかもしれませんが、
社員は天極を向きません。

社長も社員も天極となるような目標を
立てる必要があります。

こんな話をすると、
そんな目標があるのか?と思われるかもしれませんが、
そんなに難しい話ではないと思っています。

ほとんどの社員の望みは、
給与やお休みが増えればいいと思っています。

職場環境や仕事道具なんかも良くしたい
と思っていると思います。

そうした時に、お金が必要になります。

では、そのお金は、
どこから生まれるのでしょうか?

それは営業利益からしか生まれません。
(営業外の場合もありますが・・・)

つまり、儲けがないと社員の望みは叶えられません。

会社も、社長も会社の安定を望んでいるので、
儲けることは望んでいます。

そう考えると、目指している方向は同じです。

儲かったお金をどう使うか?の違いはありますが、
まずは、儲けないことには、
それぞれが望んでいることは叶いません。

だから、儲けることを
天極(目標)にすればよいのです。

もちろん、儲かれば何をしても良い
という話ではありません。

ビジョン(どうなっていたらよいのか?)も、
バリュー(何を大事にするのか?)も、
ミッション(何のためにするのか?)も、
必要になるのですが、
同じものを目指していくことはできることです。

大事なことは、
一見、対立しているように見えるお互いの目標が、
実は同じものだったということを
理解してもらう必要があるということです。

しかし、現実が厳しくなってくると、
どうしても、お互いを責めてしまって、
対立することが増えてしまいます。

そんな時でも、
お互い、原点に戻れるように
天極(共通の目標)を定めておく必要があるのです。

今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。

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