一貫性がない⁉

4日間の勤労奉仕が終りました。

団長の金田さん、副団長のゆみこさん、
そしてご一緒いただいたメンバーの方々に
感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

 

 

平日の4日間の予定を空けるのは
なかなか大変でした。

朝は7時15分に集合で終わりは16時。

16時終わってから事務所に戻って
通常の業務を行って、
翌朝5時半に起きて、集合場所へ・・・

さらには、
花粉症から風邪をこじらせるという
4月のいつものパターンの中
だましだまし体調を整えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

勤労奉仕は誰でも参加できますが、
4日間、1日も欠けることなく参加
しなければなりません。

体調を崩したぐらいで休んでは、
皆さんに迷惑がかかります。

そんな緊張の4日間が終わり、
ホッとしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

4日間を総括する意味で
感じたことをお話したいと思います。

勤労奉仕は今回で3回目ですが、
初めてチームビルダーという視点で見れたかな?
と思います。

前回までは、緊張もありましたし、
文字にして、人に伝えるということを
していなかったので、そこまでの考えに
至らなかったのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

昨日も書きましたが、
天皇陛下の意志を
宮内庁の職員の方が叶えようと
本気で思っていることが
最も印象に残りました。

ここからは、私の勝手な妄想なので、
ご勘弁下さい。

昼休みに流れていたDVDの中で
陛下はこうおっしゃっています。
「私は伝統的な行事や天皇陛下がお始めに
なった業務をすべて引き継ぎました。」

その一方で、
「今の世の中に必要とされる
皇室のあるべき姿を模索してきました」
ともおっしゃっています。

 

 

 

 

 

 

 

つまりは、
外見を変えずに中身を変えるということに
チャレンジされているのだと思います。

その中身というのは、
「平和」ということだと思います。

「昭和」という激動の時代に対して、
新しい世をどのように作っていくか?
と言うときに「平成」と名付けた通りだ
と思います。

 

 

 

 

 

 

新元号が発表された時に
政府が発表した「平成」の由来は、
『史記』五帝本紀の
「内平外成(内平かに外成る)」、
『書経』大禹謨の
「地平天成(地平かに天成る)」からで
「国の内外、天地とも平和が達成される」
という意味でした。

これをどう表現するかというときに、
「国民とともに」という
キャッチフレーズが出て来て、
それを実行されているのだと思います。

それゆえに、どんなにお忙しくしても、
勤労奉仕団に御会釈なさるという伝統
も大切になさっているのだと思います。
(昭和天皇も御会釈されていました。)

 

 

 

 

 

変えるものと変えないもの・・・

これは、企業の存続も同じだと思いました。

和菓子の老舗「とらや」の社長さんのインタビューにも
同じようなことが書かれていました。

 

 

 

 

「長い歴史には敬意を表しますが、
 大切なのは今だ」と・・・

さらには、こう書かれていました。

「『昔から味を変えていない』というと
『素晴らしい』ということになりますが、
いくら昔の味でも食べておいしくなければ
意味がありません。

今のお客様に『おいしい』と
言っていただけるものを
作らないといけない。

ですから、味だって変えていいと思うのです。
ただ実際に変えたものは、そんなに多くはありません。

それは、先人が作ったそれぞれの菓子が
相当完成度の高いものだったからです。」

と・・・

でも、たぶん、
だいぶ変えていると思うんです。

(スイマセン!これは私の想像です。)

でも、このように言うのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

で、
これをどうやって組織として実行していくか?
ということが非常に重要で、
そこに戦略と実行の溝があるのだと思います。

これをどう超えていくか?が
一番むずかしいところだと思います。

それに対する答えが、
見つかったような・・・
見つからなかったような・・・

でも、2つあるような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

1つ目は、
天皇、皇后陛下のお人柄であると思います。

ご案内いただいた菊池さんのお話によると、

皇居の中のたぬきが銀杏を食べていること
を知った陛下は、
銀杏がたくさん落ちている道路を使わずに、
私が迂回しましょう!
とおっしゃったそうです。

こんな話が伝わってくるほど、
陛下はお優しいのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

2つ目は
昨日もお話した通り、
「一貫性」を大事されているということだと思います。

天皇陛下の意志は誰のものか?

宮内庁の職員が
コントロールしなければならないほど
国民のことを考えていらっしゃるのだと
思います。

 

 

 

 

 

 

 

結局、こういうことが、宮内庁の職員をして、
陛下のおっしゃることは、
何としてもしても実現したい!
と思わせているのだと思います。

どんな優れた戦略も実行しなければ意味がありません。

現在のように情報があふれていて、
やり方がすぐにオープンにされる時代に
おいては、
実行力が成果を有無を分ける大切な要素だと
思います。

その実行力の源は何か?というときに、
「この人」のために頑張ろう!
という気持ちなのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

天皇、皇后両陛下にお会いし、
宮内庁の職員の方とお話をさせていただく中で、
そう感じました。

それと同時に、自分の日頃の行いの中の
「一貫性」「誠実さ」というものを
振り返った時に
出来ていなことがたくさんあると思いました。

それだけでも、この4日間の成果かな?と
思いながら、
自分のお家のお掃除をしたいと思います。

そうです・・・

一番「『一貫性』がない!」と
感じていらっしゃる奥様のために・・・

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