先日、お客様の会社で、
フィードバックの研修をしました。
私は組織が機能するためには、
組織のメンバーが、
コーチングとフィードバックが
できることが必要だと思っています。
コーチングは、
分かりやすいと思います。
話をしながら、相手の自主性を
引き出すということが出来れば、
やらされ感がなくなって、
自主的に動くようになります。
では、フィードバックは?
という話です。
そもそも、
フィードバックとは何か?
というと・・・
「見たままをそのまま返す」
ということです。
フィードバックの元々の意味は
大砲でマトに当てる技術のことです。
大砲はライフルのように
狙って撃つことができません。
撃ってみて、
「的」とどれだけ離れているか?
を観測し修正して打ちます。
『的』とどれだけ離れているか?
がフィードバックです。
だから、
フィードバックするためには
「差」を認識することです。
最も分かりやすい
フィードバックは、
「髪の毛、切ったね!」です。
似合っているのか?
似合っていないのか?は
問題ではありません。
気付くか?気付かないか?です。
髪型が変わったことに気付くには
髪の毛を切る前のことを
覚えていなければなりません。
つまり、以前と今が
違うことを伝えるということです。
これが、組織を機能させる上で
どのように役に立つのか?
そもそも、
フィードバックをするためには、
普段から相手のことを
見ておく必要があります。
普段から相手を見ているから
フィードバックができるのです。
そして、
フィードバックができることが
どうして、組織が機能するために
必要なのか?というと・・・
人が、この組織にいて良かったな!
と思うのは、
「自分のことを見てくれている」
と感じられた時だからです。
これが「存在承認」です。
以前、このブログで、
「承認」には3種類あるという
話をしたと思います。
①結果承認
②行動承認
③存在承認
の3つです。
①結果承認とは・・・
できたことを承認すること。
②行動承認とは・・・
その行動(努力)を承認すること。
③存在承認とは・・・
その存在そのものを承認すること。
この中で一番難しいのは、
③存在承認です。
つまり、
フィードバックが
できているということは
「存在承認」ができている
ということです。
それは、自分の居場所がある
ということであり、
その安心感があることで、
人のために自分の強みを
使えるようになるのだと思います。
ただ、研修が終わった時に
「よく分かりません!」
と言われてしました・・・
1回の研修では、
フィードバックを身につけて
いただくことは難しいようです。
ま、できなくてもいいんですけど・・・
研修でできるようになるのが
目的ではないので・・・
この続きは、
明日、書きたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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