世の中には、
相手をコントロールしようと
する人がいます。
相手のペースにはまると
自分の時間を奪われることに
なります。
なるべく、考えないように
したいのですが、
どうしても気になります。
そう感じていた時に
この本を知りました。
「となりの脅迫者」
スーザン・フォワード著
この本は、そのコントロールから
逃れるための方法が書かれています。
コントロールから逃れるためには
「脅迫」のメガニズムを知る必要が
あります。
キーワードは「FOG」です。
恐怖(Fear)
義務感(Obligation)
罪悪感(Guilt)
このFOG(霧)によって
判断を誤ってしまうのが問題だと
著者は言います。
①恐怖(Fear)
まず、要求をつきつけます。
もちろん、受け入れられないことを
知ってのことです。
当然、こちらは拒否します。
そうると、
「要求を受け入れれば、
今まで通りの関係でいられるが、
関係を壊すのか?
関係を壊したとしたら、
責任はとれるのか?」
と脅してきます。
今まで通りでいたいなら、
受け入れるしかありません。
まさに、恐怖をちらつかせます。
要求を拒否した場合は、
判断の基準がおかしいと言うのです。
頭がおかしい!
まともじゃない!
お前は普通じゃない!
こちらの判断に揺さぶりをかけます。
②義務感(Obligation)
それでも拒否した場合には
今度は、義務感や倫理観を攻撃します。
いままで面倒をみてきたのだから
その恩義に応えるべきだ!
いままで迷惑をかけてきたのだから
誠意を見せろ!
対等な人間関係を大幅に超えた要求
を突きつけます。
コチラが誠実であればあるほど、
その効果は大きなものになります。
③罪悪感(Guilt)
思いやりや責任感があれば、あるほど、
罪悪感を感じます。
恐怖と義務感によって、
自責の念を煽られると、
何とかしなければと思うようになります。
自分は善良な人間でいたいと思うため、
その罪悪感を受け止めてしまいます。
その罪悪感を受け止めたら最後、
怒涛のような罪悪感に襲われます。
そうなれば、
その罪悪感から逃れたくなって、
相手に屈してしまう・・・
このFOG(霧)を晴らすためには、
このFOGから距離を置くことだと思います。
というのは、
このFOGをまき散らす相手側は、
他責ゆえに依存的になります。
つまり、相手が必要になります。
そして、
相手にしてもらうために
要求がエスカレートします。
つまりは、
相手に反応することが、
次なる要求を生むことになります。
だから、大事なのは、
相手の要求に対して、
話し合う権利もあるし、
話し合わない権利もあることを
知っておくことです。
決して、
コミュニケーションで
解決すると思わないことです。
コミュニケーションは、
双方向であり、
相手が受け入れる余地がない限り、
コミュニケーションは
解決の道具にはなりません。
そして、
もっとも、気を付けるべきは、
相手に分かってもらおうとするあまり
コチラ側もFOGをまき散らす
ようになることです。
FOGをまき散らすようになると
相手を必要にすることになり、
依存的になります。
しかし、相手にされなくなると
より依存的になります。
より依存的になると、
自分を傷つけてでも、
相手にされようとします。
それが、
自分を貶めていることに
なっていることに気付かずに・・・
結局、傷つくのは自分なんです。
これが一番危険です。
だから、
FOGから逃れるためには、
相手から距離を置くことです。
問題は、頭でも分かっていても
心が反応するということ
なんですが・・・
今日も最後まで読んでいただいて
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