先日、面談をした社員さんが
しきりに言っていた言葉が
あります。
「私はやってます!」
仕事をする上で
ブライドを持つのは大事なことです。
「自分の仕事は完璧だ!」
と言えるぐらいの仕事をすべき
だと思います。
しかし、
仕事が完璧かどうかを
判断するのは誰でしょうか?
研修で受講者のみなさんに
この質問をすると
2種類の答えが返ってきます。
1つは「お客様」
もう一つは「上司(社長)」
さて、
正解はどちらでしょうか?
「上司(社長)」です。
確かに、
マーケティング的に答えると
「お客様」という答えも
あるかもしれません。
しかし、
「お客様」に完璧と言われるまで
仕事をしていたら、
どうなるでしょうか?
おそらく、利益度外視で、
仕事をすることになります。
私も若い頃、
お客様の会社で
お客様に言われるままに
仕事をしていて・・・
社長から
「帰って来い!」
と電話があったのに・・・
「社長は何も分かちゃいない!」
なんて言いながら、
深夜の2時まで仕事をしていたことが
ありました。
あの時は、
お客様の書類の締め切りが
ギリギリで、
『俺がやらなきゃ誰がやる!』
という使命感に燃えていました。
しかし、
そこで無理をきいてしまったために、
毎回、深夜までやること
が当たり前になり、
他のメンバーが疲弊して、
その仕事を継続的に行うこと
が難しくなりました。
その場に限って言えば、
深夜2時になっても、
お客様のために仕事をするというのは
正しい選択だったと思います。
しかし、
会社全体で考えれば、
その場で毅然とした態度で
仕事を断り、
次回から時間に余裕を持った
スケジュールで仕事を受けられる
ようにすべきだったと思います。
このように、
それぞれの立場で
正しい選択が違います。
これを「限定合理性」と言います。
「私は仕事をやっています!」
これは限定的に合理的です。
「あなた」の範囲に限っては正しい。
しかし、全体でみると
間違っている可能性もあります。
だから、
「私は正しい!」という時は
よっぽど気を付けないと、
「限定合理性の罠」にハマっている
可能性があります。
では、
「限定合理性の罠」にハマらない
ためにはどうしたらよいのか?
それは・・・
「上司(社長)」に聴くしかありません。
コミュニケーションです。
私が適切なのかのか?
「上司(社長)」が適切のか?
は、よく考えないと分かりません。
「私はやっている!」
というプライドを持ちながら、
常に適切であるのか?を
「上司(社長)」に確認する。
そして、
確認された「上司(社長)」は
総合的に判断する。
そんな職場文化を作ることが
大事なのだと思います。
そして、
自律的に判断できるようにするのは
その次のステージだと思います。
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