チームの本当の強さはコメントに表れる!

箱根駅伝が終りました。

 

箱根5連覇と学生3大駅伝3冠
の“ダブル偉業”を狙った
青山学院大学は総合2位に終わりました。

 

往路でまさかの6位
往路トップの東洋大学とは
5分29秒差をひっくり返して
の2位はさすがですね!

 

私が注目していたのは、
往路で結果を残せなかった
原監督の言動です。

 

原晋監督は

「厳しいな・・・。
簡単に返せるタイムじゃない」

「箱根駅伝は難しい。
何が起こるか分からない」

と漏らしたと言います。

 

さらには、

「誤算は4区」

「(岩見は)低体温症の報告を受けた。
3大駅伝初出場だから過度の期待を
かけてしまったのかな」

と語ったと言います。

 

もうちょっと寡黙に行くのかな?
と思ったのですが、
意外と素直に心境を漏らす
ところに驚きました。

 

ただ、これが言えるということは、
選手との間に信頼関係が
あるということだと思います。

 

「なぜ弱さを見せあえる組織は強いのか」

という書籍の中に、

「弱さ」を受け入れるには、
「徹底的にオープンな精神」が必要だ

と書かれています。

 

「徹底的なオープンな精神」とは・・・

異なる意見が寄せられた時に
喜んで耳を傾けるだけの
姿勢とは次元が違う。

自分が間違いを犯していたり、
弱点があったり、

あるいは、その両方だったりする
可能性を受け入れて、

他の人たちがそれを指摘するように
促す姿勢のこと

だというのです。

 

つまりは、
監督自身が自分自身を偽ることなく
思ったことが言える関係性
にあることが
青山学院の本当の強さだ
と思いました。

 

これが、もし、関係性が悪く
監督が本音を言っていないと
選手が感じたら、
「監督は本当は
どう思っているのだろうか?」
と疑念をいだかせることに
なったのではないか?
と思うのです。

 

ここで、監督が素直に話すことで、
選手の疑念がなくなり、
選手はレースに集中できたのだと
思います。

 

だからこそ、
「歴史に残る大逆転をしようぜ!」
という監督の言葉を信じて、
選手は気持ちを切り替え、
復路優勝を果たし、
往路トップの東洋大学との差
5分29秒をひっくり返して、
総合2位になったのだと思います。

 

そして、終わってからコメント
も素晴らしいと思いました。

 

「復路は地力を発揮できて
見せ場を作れた。

あきらめない心。

生きる力を箱根駅伝を通して
学ばせている。

負けると悔しい。

プロセスを大切にし
文武両道でやっていきたい」

 

結果が全てです。

 

しかし、結果を出すには
プロセスが大事です。

 

今回の10時間55分50秒は、
大会新記録で昨年よりも早い記録です。
(東海大学はもっと早かったのですが・・・)

 

プロセスを大切にしているから、
再現性があるのだと思います。

 

「底力」って、プロセスから
来るのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!

 

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