適材適所?適所適材?

適材適所という言葉が
あります。

 

その人の適性や能力に応じて、
それにふさわしい地位・仕事
に就かせること。

出典 小学館 デジタル大辞泉

 

役割を決める時に
それぞれの強みを理解して
強みを発揮できる役割を
与えることは大事です。

 

しかし、いつも、
その人に適した役割がある
とは限りません。

 

むしろ、役割を決める場合
立場とか、関係性で
決まってしまうことが
多いように思います。

 

その結果、苦手なことを
引き受けなければならない
ということになってしまう・・・

 

そういう人に限って
責任感があるので、
やりきってしまう・・・

 

できてしまうので、
周りの人は、
それが苦手だとは思わない…

 

だから、ますます
その人に頼るようになる。

 

役割がこわいのは、
いったん、役割が決まると、
それが当たり前になって、
感謝の気持ちがなくなることです。

 

だから、苦手な役割が
与えられると、
苦労しているわりには
感謝されず、
何のためにやっているのか?
苦しむようになります。

 

その人の犠牲の元に
組織が成り立つので
その人が我慢できなくなると
組織が崩壊します。

 

だから、
適材適所が良いのですが、
実際には人に合わせて
役割を割り振るほど
役割がある訳ではありません。

 

また、人に合わせた役割だけでは
組織は回りません。

 

では、一体、
どうしたらよいのでしょうか?

 

適所適材です。

 

実はこの言葉は、
辞書にはありません。

 

私なりに定義をすると
するならば・・・

 

役割に人をつける
ということです。

 

ややこしいですね!

 

適材適所は、
その人に適した役割をつける

 

適所適材は、
役割に合わせた人をつける

 

役割は固定です。

 

逆に言えば、
役割を果たしてくれれば、
やり方はその人に任せます。

 

極端な言い方をすると、
全てを自分でやる必要は
ありません。

 

苦手なら誰かに手伝って
もらってもかまいません。

 

自分なりのやり方で
役割を果たす・・・

 

これが適所適材です。

 

今いるメンバーで
成果を出そうとしたら
適所適材で人を活かすしかない
と思います。

 

この役割を果たすとしたら
自分はどんなやり方を
したらよいのか?
をイメージできることが必要です。

 

そのためには、
まず、自分の「強み」と「弱み」
を把握しておくことです。

 

さらに、メンバー同士の
「強み」と「弱み」
を把握しておくことです。

 

そして、
自分の「強み」を相手の「弱み」
を補うことに活かし、
自分の「弱み」を相手の「強み」
を引き出すために活かす。

 

具体的に言うと、
自分から
「私、これ得意だからやります!」
と言える環境であり、
「私、これ苦手なので手伝って下さい」
と言える環境です。

 

強い組織って、
こういうことが
自然にできるようになっている
と思います。

 

そして、
こういう強い状態の組織を
いかに作り出すのか?が、
チームビルダーの仕事だと
思っています。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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