心のよりどころというだけで意味がある

吉本興業の問題が
なかなか収まりませんね！

そんな中、
横山やすしをビンタしたという
伝説のマネージャー
大谷由里子さんのコメントが
話題になっていました。

「吉本は牧場だ」

｢おいしい草、
チャンスがある場所にしておくと｣

｢牧場だから食べたかったら、
牛が戻ってくる時もあれば、
出ていく時もある｣

｢吉本はチャンスがある会社にしておく、
夢を見れる会社にしておく事が
大事なんだって｣

この発言が、
「芸人を家畜扱いしている」
という批判が上がっています。

本当は、「牧場」というよりは
「放牧」と言いたかったのだと
思いますが、
私は、大谷さんのいう気持ちも
分かるんです。

そもそも、
芸人さんは社員ではないですし
芸人になるというのは、
一発逆転を夢見るリスクの高い選択
だと思うのです。

芸を磨いて
底辺から這い上がっていくしかない
世界だと思います。

さらに、
7月25日放送の
『羽鳥慎一のモーニングショー』でも
大谷さんはこんな発言をしています。

「彼ら（売れていない芸人）にとっては
『吉本の芸人である』というのは
（心の）拠りどころ。」

「いつかはダウンタウン、
明石家さんまさんみたいに（なりたい）
と言っている人がいっぱいいる」

これも、分かるんですよね！

私は祖父の会社にいる時に
祖父と会社の方針が合わず、
会社を飛び出しました。

無職になって、
何をして家族を養っていくのか？
悩みました。

そこでまず目指したのが
社会保険労務士でした。

運良く合格して
自宅で開業をしました。

しかし、経験のない私に
お金を払ってくれるお客様などなく
資格の学校で講師の仕事をして
なんとか食いつないでいました。

そんな時に、
社労士の師匠となる矢萩先生が
合同事務所に誘ってくれました。

合同事務所というのは、
一つのフロアを複数の社労士で
共同で使います。

一人一人は独立した社労士です。

雇用されているわけではないので
給与なんてありません。

仕事の紹介もありません。

ただ、場所を共有しているだけです。

最初のメンバーは5人でしたが、
みんな、最初は仕事がありません。

仕事がないから、
アルバイトしたり、
貯金を切り崩しながら
社労士のフリを続けていました。

仕事がないって辛いです。

世の中から必要とされていない
というフィードバックです。

自分が何者か？
分からなくなります。

でも、あの合同事務所は
私の心のよりどころでした。

仕事がなくても
行く場所はありました。

そこに行けば
話す仲間がいました。

話をしたら、
頑張ろう！と思えました。

苦しかったけど
楽しかったです。

楽しかったから
続けられました。

結局、続けられたから
チャンスをつかめました。

そして、2年半前に
合同事務所を卒業して
チームビルディングコンサルタントして、
自分のやりたいことをやっています。

今、思い返してみて、
あの時、必要だったものは
なんだったのか？

それは・・・

一緒に頑張れる仲間

あきらめずに続けようと
言ってくれる仲間

人の成果であっても、
一緒に喜んでくれる仲間

結局、そんな仲間がいる
「心のよりどころ」だったと思います。

少なくとも、
「契約書」ではありませんした。

「契約書がないのはおかしい！」
という声もあるようですが、
仕事もないのに契約しても
仕方がないと思うのです。

おそらく、
「吉本興業」に所属する芸人さん
も同じなのではないだろうか？
と思うのです。

だから、大谷さんの発言に
私は違和感を感じないのです。

それでも、大谷さんの発言が
これだけ炎上するというのは
私のような考え方は古いのかもしれません・・・

長くなったので、
続きは明日書きたいと思います。

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

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