昨日は、大阪で
同一労働同一賃金のセミナー
を受けてきました。
講師は、
東京大学社会科学研究所の
水町勇一郎教授です。
政府の
働き方改革実現会議構成員として、
「働き方改革実行計画」の作成に
携わった方です。
働き方改革関連法を
デザインした方と言っても
よいと思います。
それだけに非常に
分かりやすい説明でした。
ズバリ！
働き方改革のポイントは、
社会問題の解決と
経済問題の解決を同時にやろう
としていることです。
社会問題とは、
過労死を代表とする
長時間労働の是正の問題。
経済問題とは、
アベノミクの三本の矢
「財政政策」「金融政策」「労働政策」
の最後の「労働政策」の実現の問題。
通常の労働法の法改正は、
社会問題の解決として行なわれます。
週40時間制、週休2日制の導入など
わりと時間をかけて
改正が行なわれてきました。
しかし、経済問題としては、
タイミングが重要です。
なぜなら、
「財政政策」「金融政策」「労働政策」
がセットで、効果が生まれるからです。
アベノミクスは、
デフレ脱却を目指して
異次元の金融緩和と
超低金利政策により
一定の効果を生んできています。
しかし、
肝心の賃金が上がらず、
低成長が続き、景気が回復しません。
このまま、
続けられればよいのですが、
「異次元」と「超」がつくことを
やっていますから、
このままで続けていたら
おかしくなります。
低成長とはいえ、
成長しているうちに
賃金を上げなければなりません。
そのタイムリミットは、
おそらく2020年秋・・・
つまり、
オリンピックが終わるまでは
なんとか景気を上向かせたい！
そこで・・・
「労働政策」も
「異次元」と「超」がつくこと
をしようとしている・・・
それが「働き方改革」というわけです。
つまり、
今までやったことがないようなことに
手をつけだしているということです。
有給休暇を5日以上取りなさい！
正社員と同様にパートにも
賞与を支払いなさい！
正社員と同様に派遣社員にも
通勤手当を支払いなさい！
正直、めちゃくちゃです。
なりふり構わずやっている感じです。
「異次元」かつ「超」がつく政策です。
今までの
社会的問題を解決する法改正のように
のんびり対応してはいけない！
ということです。
水町先生の話を聴いて
ようやく全体像が見えました。
これは私の想像ですが、
水町先生は汚れ役を買ってでも
この「働き方改革」をやり遂げよう
しているのではないか？
という気がします。
今まで、資料を通して
「働き方改革関連法」に触れてきましたが
今回、初めて、法案を作った方の
話を聴いて、想いが伝わってきました。
本当にやりたいのであれば、
直接話さないと伝わらないと思いました。
チームビルディングも
直接お伝えしないと伝わらないと思います。
是非、セミナーに参加して
直接、私の話を聴いて下さい！（笑）
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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