『ごはん』と『茶碗』

今後、ときどき、
先日の合宿で学んだことを
文字にまとめていこうと思います。

 

今回の合宿テーマは、
「人事制度」でしたが、
真のテーマは、

新しい経営戦略をどうやって
実行するのか?

ということです。

 

新しい経営戦略を
実行しようとする時に、
問題になるのが「人」です。

 

新しい経営戦略に
「人」が追いついていけません。

 

「人」の変化よりも
時代の変化が早いので、
どうしても「人」が遅れます。

 

だから、時代について行こうとしたら、
「人」の成長のスピードを上げる
必要があります。

 

その時に、
「人」の成長のメカニズムを知っておく
ことが重要になってきます。

 

学者さん達が研究していく中で
成長のメカニズムが分かってきました。

 

成人発達理論によると、
人の成長を考える中で、
人間性や度量といった「器」の成長と、
具体的な能力といった「能力」の成長が
あります。

 

分かりやすく言うと、
「ごはん」と「茶碗」です。

 

「ごはん」は能力で「茶碗」が器です。

 

「ごはん」をたくさん盛ろうとすると
「器」が大きくないといけません。

 

だから、「能力」を付けようとすると
「器」を大きくしないといけません。

 

しかし、残念ながら、
人間は「器」を認識できません。

 

ごはんを食べる時に、
ごはんを食べようと思いますが、
器を取ろうとは思わないように・・・

 

それくらい「器」は無意識になっています。

 

そこで、
能力を身に付ける時の話です。

 

ある程度までは、
今までの「器」で
「ごはん」を盛ることができます。

 

しかし、ある程度までいったら、
今までの「器」では、
「ごはん」が盛れなくなります。

 

そこで初めて、
「器」を変えようと思います。

 

何が言いたいか?というと
これ以上盛れなくなって、
初めて「器」を意識できるのです。

 

だけど、実際の教育の現場では、
どうでしょうか?

 

社長や上司は、
部下にたくさん能力を盛ろうとして
まず「器」を大きくしようとします。

 

つまり「人間的な成長」を求めます。

 

しかし、本人は、
今の「器」で困っていないので、
「器」を変えようとは思いません。

 

だから、
人に成長してもらおうと思ったら、
「器」を大きくしようとしても
うまく行きません。

 

まずは、
できることを増やしていくことが先です。

 

つまり、ごはんを盛ることです。

 

できることが増えてくると、
だんだん「器」の小ささが気になってきます。

 

これ以上「ごはん」を盛ろうとしたら、
「器」を大きくするしかないことに気付きます。

 

あ~「器」を大きしないと
これ以上の成長はないな!と思います。

 

そして、
「器」を大きくしよう!と決意します。

 

つまり、
結果として「器」が大きくなるのです。

 

歳をとると丸くなるって、
そういうことです。

 

だから、人間的にどうこう言う前に
とにかくできることを増やしていけば
良いのです。

 

では、どうしたら、
できることが増えるのでしょうか?

 

それは・・・

 

「強み」を活かすことです。

 

「強み」はどんな状況であっても
発揮できることです。

 

だから、「強み」を活かして
できることを増やしていくことが、
「器」の成長と「能力」の成長
つまりは、
「人」の成長を実現することになるのです。

 

欠点を責めても、
できるようにはなりません。

 

人間的な成長を求めるのであれば、
その人のできることを増やしていく
しかないのです。

 

そういう意味では、
人の可能性を信じられるか?
なんだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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