アメリカのワシントンで
岸田総理大臣は記者会見を行い、
「G7が連携していくことを確認できた」
と成果を強調しました。
ロシアのウクライナ侵攻や
中国の台湾侵攻のリスクを考えると
諸外国と連携して
問題解決に当たらなければ
ならないことは分かります。
しかし、
諸外国と交渉するには、
そもそも日本国内がまとまっている
必要があります。
日本国内がまとまっていないのに
諸外国と約束をしてしまうと
自ら首を絞めることになります。
外交で諸外国にいい顔をしすぎるのは
危険なんです。
実は、このことは、
会社の部門間の交渉でも
同じことが言えます。
よく、社長さんに
相談をいただくのが、
部門間のセクショナリズムを
解決したいということです。
営業部と開発部の仲が悪いとか…
営業部と製造部の中が悪いとか…
社長さんにしてみれば、
同じ会社なんだから
協力すればいいじゃないか!
と思うかもしれません。
しかし、
それそれに言い分があって
譲ろうとしないということが
あると思います。
それは、ある意味、
当たり前だと思うのです。
そもそも、掲げた目標は
そんなに簡単に達成できるような
ものではないと思います。
他部署に協力しながら
達成できるような目標であれば
そんなにもめないと思うのです。
だから、
他部署に協力する余裕なんて
そもそもないのです。
それでもなお
他部署と協力しようと思ったら
まず、自部署がまとまっている
必要があります。
自部署がまとまっていないと
他部署の協力をすると言った時に
反対を受けます。
自部署の目標だって達成できないのに
他部署の協力なんてしている場合ではない!
と不満が出るからです。
だから、セクショナリズムを
解決しようと思ったら
まず、それぞれの部署を
まとまっている必要があるのです。
では、
どのようにまとめたらよいのか?
というと・・・
まずは、自部署の「ビジョン」を
明確にすることです。
そして、自部署のメンバーに
その「ビジョン」に共感してもらうことです。
「ビジョン」に共感してもらった上で、
その「ビジョン」を実現するためには
他部署に協力しないと実現しないことを
理解してもらうことです。
自部署の「ビジョン」を
達成することにコミットしていれば、
他部署に協力することを
受け入れることができます。
人は自分のやりたいことはやります。
もし、イヤなことであっても、
「ビジョン」が本当にやりたいことなら
イヤなことでも受け入れます。
セクショナリズムを解決しようとするなら
まずは、自部署のビジョンに共感してもらって
その「ビジョン」を達成する仲間として
一体感を醸成する必要があるのです。
そういう意味で、
岸田首相、
日本国内で「ビジョン」を共有していないのに
諸外国といろいろと約束してきてしまうのは
あとあと大変なことになると思います。
防衛の問題なんかまさにそうで
「ビジョン」がないままに
アメリカと話を進めてしまうと
本来、日本国民のための話になのに、
共感を得られずに、難航しそうな気がします。
結局のところ、
セクショナリズムを乗り越えるなら、
まずは、「ビジョン」を共有した
強固なチームを作ることが大事なのです。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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