先日、お客様の社長さんから
こんな話をされました。
なんで、社員は、
あんなことをするのだろう?
私は、社長さんが、
「なんで」という言葉を使わなくなれば
マネジメントが上手くいくようになる
と思っています。
社長から「なんで?」と思っても、
やっている本人にしてみると
理由なんてないのです。
むしろ、よかれと思って、
やっています。
だから、「なんで?」と
理由を聞かれても困ります。
実は、こういうことは
職場に限らず、
我が家でも起っています。
妻も娘もパンが好きなので、
最近、出張に行くと
有名なパン屋さんを探して
パンを買って帰るようにしています。
先日、行ったお店には、
ちょっと変わったクロワッサンが
たくさんあったので、
数種類、一つづつ、買って帰りました。
そうしたら、妻から、
なんで、同じ種類のクロワッサンを
人数分買ってこないの?
と言われました。
なんで?と言われても、
たくさんの種類のクロワッサンを
食べたいのかな?と思って、
買って帰ったのに・・・
しかし、妻にすると、
クロワッサンは切りづらいので、
シェアしづらいのだそうです。
だから、種類は同じでいいから
一人一つ、買ってきて欲しかった
ということでした。
なるほど・・・
言っていることは分かりますが、
なんか、モヤモヤします。
で、そんなやり取りを見ていた、
大学2年生になる下の娘が、
妻にこう言いました。
ママ、そういう時は、
ありがとう!というのが先だよ!
その上で、ダメ出ししなくちゃ!
(ダメ出し・・・するんかい!)
う~ん、なるほど・・・
おそらく、妻の言っていることは、
正しいのだと思います。
クロワッサンを分けるのが
そんなに大変だと
私は知りませんでしたから・・・
他の種類を食べたければ、
今回は同じ種類にして、
次の機会に
違うクロワッサンを買って帰れば
よいだけの話です。
でも、できるだけ、
たくさんの種類のクロワッサンを
食べてもらいたい!
という私の気持ちは、
どうなってしまうのでしょうか?
たしかに、そこで、
娘がいうように
「ありがとう!」と言われば、
妻の話(ダメ出し?)も
受け止めやすくなります。
「なんで?」という言葉の裏には、
正解があります。
だから、
「なんで?」の言葉の後には、
間違いを責めるニュアンスが込められます。
なんで、こんなことも分からないの?
それを言われて、やる気になるのか?
という話です。
それよりも、
「ありがとう!」と言われた方が
今度は、違うやり方をしてみよう!
という気持ちになるのではないか?
と思うのです。
そう考えると、
「正しさ」より「共感」なのです。
人と人が違う前提で、
協働していくには、
何よりも行動し続けてもらうことが
大事です。
人と人は違うので、
「正しさ」は人の数だけあります。
絶対的な正しさがない中で
方向性を合わせていくには
試行錯誤しかないからです。
やりながら、
方向を揃えていくしかありません。
そこに必要なのは、
「正しさ」ではなく「共感」です。
娘からそういう言葉が
サラッと出てくることを考えると
若い世代には、
そういう感覚が根付いているのかも
しれません。
「正しさ」より「共感」が大事!
成功体験があればあるほど、
囚われます。
成功体験がある人ほど
気を付ける必要があると
思っています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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