未達で終わる組織をどう立て直すか?

前回のブログで、
目標が未達で終わる組織は、
ゴールから逆算で考えないから
目標が達成できないと書きました。

 

なぜ、目標が未達で終わるのか?

 

いつも目標達成できない組織は、
競争力を失うので
目標を達成できる組織に立て直す
必要があります。

 

では、どのようにして、
目標を達成できる組織に立て直せば
よいのでしょうか?

 

私がこのような組織に
コンサルティングに入る時に導入するのが
「OKR」です。

 

OKRとは、
目標管理の手法の1つで
Objectives and Key Resultsの略称で
「目標」と「主要な結果」のことです。

 

分かりやすく言うと、

O(目標)というのは、
「やりたいこと」

KR(主要な結果)というのは、
「目標を達成するためにやること」

のことです。

 

O(目標)に対して、
3つのKR(主要な結果)を考えます。

 

つまり、
3つのKR(主要な結果)をやったら
O(目標)が達成するように
それぞれの内容を考えてもらいます。

 

別に難しい話ではなくて、
普通にやっていることだと思います。

 

例えば、
3㎏痩せたい(O)なら、
適度な運動(KR①)
適度な食事(KR②)
適度な睡眠(KR③)
となると思います。

 

つまり、やりたいことだけではなく、
どう実現するのか?まで考えてもらいます。

 

こうすると、
何のために(O)やるのか?(KR)
がつながるので、
納得して動くようになります。

 

OKRを導入すると
目標達成できるようになる理由は、
それだけではなくて、
実はもう1つ理由があります。

 

それは、期間の設定です。

 

OKRの期間は1年間です。

 

1年後の目標(OとKR)を決めます。

 

1年後、これ(O)が実現しているために
1年間、何をしたらよいのか?(KR)を
決めるということです。

 

1年後のOKRが決まったら、
その目標を前半と後半に分けます。

 

1年後、これ(O)が実現しているために
6ヶ月後、ここまで(KR’)実現している
必要があるということを決めます。

 

6ヶ月後の目標(O’)が決まれば、
6ヶ月間のやること(KR’)が決まります。

 

前半と後半のOKRが決まれば、
前半、後半のOKRをさらに半分にします。

 

つまり、3ヶ月ごとのOKRを決めます。

 

すると、
第1四半期のOKR
第2四半期のOKR
第3四半期のOKR
第4四半期のOKR
が決まります。

 

ここまで決めると、
常に、長くても3ヶ月後の目標を
追うことになります。

 

3ヶ月後の目標なら、
ほとんどの人がゴールから現状が見れる
のではないか?と思うのです。

 

つまり、
3ヶ月後の目標を達成するためには、
今、何をしなければならないのか?
という逆算の思考になります。

 

冒頭で、目標が未達で終わる組織は、
ゴールから逆算で考えないからだ
だと書きました。

 

OKRを導入することによって
ゴールから逆算で考えられるようになるので
目標達成できる組織になるのです。

 

とはいえ、実際は、
そもそも、1年後のOKRどころか、
目標(O)が決まらない
というところから始まります。

 

だから、完璧でなくてもいいのです。

 

とにかく、
逆算の思考を組織に定着させるために、
OKR的な質問を投げかけることが
大事だと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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