幹部にできる社員できない社員

昨日はチームビルディング経営塾9期の
5回目でした。

 

これまで4回学んできたことを統合して
組織の問題をどのように解決していくか?
というお話をしました。

 

その中で、
幹部にできる社員とできない社員の違い
についてお話をしました。

 

幹部にできる社員とできない社員の違いは
「思考」にあります。

 

このブログでも何度かお話をしている
「シングル・ダブル・トリプルループ学習」
と言われるものです。

 

①シングル・ループ学習
物事に適切に取り組んでいるか?

 

②ダブル・ループ学習
適切な物事に取り組んでいるか?

 

③トリプル・ループ学習
何が適切で、何が適切でないかについて
どのように判断しているのか?

 

これだけ説明しても
よくわからないと思うので、
事例でお話したいと思います。

 

例えば、社員に飲み会の段取りを
お願いしたとします。

 

人数を聞いて、
何時から開始するのか?
どこら辺の場所がよいのか?
を考えるのが、シングルループです。

 

指示された内容を
忠実に実行しようとしています。

 

これに対して、
どんな飲み会にするのか?
を考えるのが、ダブルループです。

 

飲み会に参加する相手を調べて
飲み会の目的にあったお店を
探そうとします。

 

指示された内容が
より良いものになるように考えています。

 

それにとどまらずに、
そもそも、飲み会でよいのか?
を考えるのが、トリプルループです。

 

飲み会の目的に立ち戻って
大事な話があるなら、
いったん会社に来てもらって話をした後に
飲み会に行く方がいいのではないか?
と考えて、提案したりします。

 

指示された内容そのものを
疑うところから考えています。

 

通常、普通の社員というのは、
シングルループで仕事をすれば十分です。

 

言われたことを正確にやるだけでも
十分、職責を果たしていると言えます。

 

優秀な社員というのは、
ダブルループで仕事をしています。

 

言われたことをより良くするためには
どうしたら良いのか?
を考えながら仕事をしています。

 

それだけでもかなり優秀だと思います。

 

しかし、それだと、
どこまで行って、指示が必要になります。

 

よく社長さんが言う
自分で考えて動ける社員と言うのは、
トリプルループで考えられる社員さんです。

 

では、社員さんが
トリプルループで考えられるようにするためには、
どうしたらよいのでしょうか?

 

トリプルループ学習と言うのは、
「コンテキスト」から考えるということです。

 

「コンテキスト」と言うのは、
「背景」や「状況」や「文脈」です。

 

先ほどの例でいうと、
飲み会を開催する
「背景」や「状況」や「文脈」から
考えることです。

 

自分の責任範囲を超えたところまで
考える習慣があるか?どうか?です。

 

これは、そもそも、
社員として求められていないことなので、
本来はやらなくてもいいことです。

 

だから、指示してやることではなく
指示しなくても、
やるというか、やってしまうことです。

 

こういう社員は幹部にすることができます。

 

逆に、シングルループとダブルループだけ
考えて仕事をする社員さんは
幹部にすることができません。

 

トリプルループで考えるというのは、
意識の問題なので、
こちらが変えるのではなく、
本人が変えるものです。

 

だから、意識を変えるために
何かをするというより、
本人が変わるのを待つしかありません。

 

ただ、本人が変わるのを
本人任せにするのも無理があるので、
トリプル―プの概念を伝えながら、
本人が変われる環境を作ることが
必要なのだと思います。

 

そのためには、決める立場に置いてみる
ということです。

 

決める立場になって、
「背景」や「状況」や「文脈」から考える
ということをやるようになるからです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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