指導って知事の仕事ですか?

兵庫県知事の疑惑告発文章問題で
百条委員会が行われ、
斉藤知事が証人尋問に立ちました。

本人は、厳しく指導しただけで
パワハラではないと主張していますが、
ご本人の発言を見る限り、
指導でないと思いました。

「なぜ一言も知事に報告がないのか?」

「長期休館するなんて一言も聞いていない」

「全くなにもできていない。」

私が問題だと思うのは、
「一言も・・・」「全く・・・」という言葉を
使っていることです。

本当に一言も聞いていないのでしょうか?

本当に全くできていないのでしょうか?

そもそも、
指導とは、教えみちびくことです。

教える上で大事なことは、
どこまでできていて、どこまでできていないか?
を把握することです。

そうしないと、何を教えたらよいのか?
分からないからです。

どこまで、できているか?を
把握するためには、
「一言も・・・」ではなく、
このことについて、
何を報告していて、何を報告しないのか?
を確認することです。

その確認もせずに、
「一言も・・・」と言ってしまうと、
次回、何を報告しなければならないか?
部下は分からないままです。

「全くできていない」も同じです。

仕事をしている以上、
全くできていないことはありません。

できていることと
できていないことがあります。

できていないことを
できるようにするには、
あと何ができるようになればよいのか?
を明らかにすることが必要です。

指導するなら、
これくらいしないといけないのですが、
斉藤知事がしているのは、
できていないことを指摘しているだけです。

そう、指導でなくて、指摘です。

それも、厳しく指摘・・・

部下は常に上司の役に立ちたい
と思っています。

それは、評価してもらいたいし、
認めて欲しいと思っているからです。

そう思っているにもかかわらず、
できないのであれば、
何か理由があると考えています。

その理由を解決することが
指導だと思っています。

そのためには、
今、部下が何に困っていて、
何につまづいているのか?を
知るところから始める必要がある
と思っています。

部下のことを見もしないで、
できごとレベルで、
できていないことを指摘されたら、
そりゃ、人はついてこないですよ!

指導って時間がかかるのです。

そう考えると、そもそも、
指導って知事の仕事でしょうか?

知事の仕事は意思決定だと思います。

判断業務で忙しすぎて、
指導なんかしている時間はないと
思うのです。

指導をしようとしている時点で、
知事としてどうなんだろうか?と
思ってしまいます。

指導なんて片手間にはできないのです。

ほかにやることがあるだろうに・・・
と思ってしまいます。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます

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