報連相と簡単に言うけれど・・・

先日、お客様の社長から
社内で報連相ができるようにしたい!
という相談をいただきました。

報連相って
できる人にしたら簡単ですが
できない人には難しいです。

なんでもかんでも
報連相するなら簡単です。

全て報連相すればいいんです。

しかし、それだと、
報連相を受ける上司が大変です。

何人もいる部下から
報連相を受けているだけで
一日が終わってしまいます。

しかし、報連相がないのも困ります。

上司にしたら
イイ感じで報連相して欲しいのです。

イイ感じというのは、
上司の立場を理解して、
この状況で
これは報連相して欲しいだろう
ということを想像して
報連相ができるということです。

いやいや、それって、
都合よすぎませんか?と思うのです。

報連相って、
上司にとって便利な言葉で、
問題が起きた時に、
「報連相ができていない!」
と言えばよいのです。

しかし、それは結果論です。

大事なことは、事前に、
何を報連相すべきなのか?を
伝えておくことです。

して欲しいなら、
して欲しい人がどうして欲しいか?
伝えないと分かりません。

では、どうすれば、
報連相ができるようになるのでしょうか?

それには、3段階あります。

1つ目の段階は、
質を問わないということです。

最初は、何でもかんでも、
部下が必要だと思ったことを
報連相してもらうしかありません。

とにかく、
報連相してもらわないことには
何が必要で何が不要なのか?を
伝えることができません。

この段階は、質を求めずに
報連相をする習慣を身に着けてもらう
ことを優先すべきです。

2つ目の段階は、
報連相の基準を一緒に作る
ということです。

報連相してくる中で
報連相が適切だったことは
「ありがとう!」
適切でなかったことは
「これはいらないよ!」
と伝えるということです。

報連相の基準というのは
最初から決まっているものではなく、
前後関係や背景によって決まるです。

良い悪いではなく、
基準を一緒に作っていく心構えが
大切だと思います。

こんなことも分からないのか!
と言った時点で
それ、一緒に作っていないですよ!
ということになりますから・・・

3つ目の段階は
言語化するということです。

報連相すべき基準を作る中で
一定のルールができます。

そのルールを
言語化するということです。

言語化できれば、
再現性が生まれます。

全てを言語化できる訳ではないで、
限界はありますが、
再現性が生まれれば、
ある程度、報連相はできるようになります。

報連相ができるようになるためには
このプロセスが必要になります。

報連相と簡単に言いますが、
結局は、学習なので、
時間も手間もかかります。

報連相ができない!
と言うだけで
学習の機会を作らないから
多くの会社で
報連相が上手くっていない
のだと思います。

報連相って簡単じゃないんです。

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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