先日、お客様の社長さんとお話をした時に
仕事ができていなかったので社員を叱った
という話を聞きました。
この時に違和感があったのですが、
上手く言葉にできなかったので、
叱るについて書いてみたいと思います。
よく、怒るのはダメだけど
叱るのはイイという話を聞きます。
これ、どういうことなんでしょうか?
怒るというのは、怒りの感情を
相手にぶつけているだけで、
相手のためになっていないからダメ!
それに対して、叱るというのは、
相手の言動の問題点に対し
強く注意したり、咎めることであり
相手のためになっているからイイ!
ということのようです。
たしかに、怒るは「ヒト」に対して、
叱るは「コト」に対して、
言っているのだということは分かりました。
しかし、これって、
ちゃんと分けられているでしょうか?
そもそも、なぜ、怒ってはいけないのか?
というと、それは感情的になるからです。
感情的になると相手はどうなるか?
というと・・・
思考が停止します。
なぜか?というと
人間は自分を守ろうとするからです。
思考が停止した状態では
学習できません。
仕事ができないという場合に、
できるようになるには、
唯一、相手が学習をして、
仕事ができるようになることしかありません。
つまり、学習が不可欠です。
相手に学習してもらわないといけないのに
思考停止させてしまうのは本末転倒です。
相手を叱った時の
相手の反応を思い出して下さい。
学習しているように見えるでしょうか?
おそらく、相手の反応なんて
見えていないかもしれません・・・
普通に考えて、
叱っている時も感情的になるので、
「ヒト」と「コト」を分けられている
でしょうか?
叱っているつもりで
怒っているんじゃないか?
と思うのです。
人間は感情の動物です。
感情的に怒ってしまうこともあります。
感情的になってしまった時に
早めに気付ければよいともいます。
感情的になっているのに、
叱っているのだから良いと思っている方が、
私は危ない感じがしています。
大事なことは、相手に学習してもらうことで、
思考停止にさせないことです。
では、どうしたらよいのか?というと・・・
いつもブログに書いている
5つのステップです。
相手が、どのレベルにいるのか?を見極めて、
それぞれの壁を突破できるように
サポートするしかありません。
私の感覚だと、
できない場合、知らない場合が多いです。
つまり、どうしてよいか?分からないまま
叱られて(怒られて?)います。
それでできるように思えないのです。
知らない人に教えるに
怒る必要も叱る必要もありせん。
知っているのにやらない場合、
やり方に不安があったり、
やることの意味が分かっていなかったり
面倒に思っていることが多いです。
この場合は、
一緒にやってみたり、
やる目的を伝えたり、
やるための機会を作ったり、
とにかく、伴走することが大事です。
やりながら、やり方ややる意味が
わかってくると、あとは繰り返すだけです。
できるようになるまで、
あきらめないように承認することが大事です。
良いものは良い。悪いものは悪い。
と伝えることも大事です。
この段階までくると、
叱ってもよいように思います。
ここまでくれば、そんなに言わなくても
相手は気付いて、自分で直します。
誤解のないようにしたいのですが、
感情的になることがダメだと思いません。
人間だから感情的になります。
その時に「やっちまった!」と気付いて、
教えるモードに切り替えられればよいのです。
今日も最後まで読んでいだき、
ありがとうございます。
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