研修なのに研修をしない

先日、お客様の会社に行った時に
研修に参加している社員さんから
こんなことを言われました。

瀧田さんの研修って、
あんまり研修しないですよね!

確かにその通りで、
研修の時間として3~4時間ですが、
そのうち研修をやるのは1時間ぐらいです。

研修しない時もあります。

研修なのに研修をしない・・・

これは、手抜きをしているのはなく、
ちゃんと考えてやっています。

ロミンガーの法則というものがあります。

アメリカの研究機関が
リーダー人材を対象に実施した調査を行い、
効果的な学習の比率を数値化したものです。

【ロミンガーの法則】
業務経験(実務):70%
薫陶(指導):20%
研修(教育):10%

いつも、ブログに書いていますが、
人はやりながらでないと学べません。

効果的に学習をしようとしたら、
圧倒的に実務をすることが大事です。

だから、学習効率を上げようとすると
業務と指導と教育をセットで
行う必要があります。

だから、研修(教育)は
1時間ぐらいに収めて、
それ以外の時間は、
先月の振り返りの共有や
業務の目標達成のための話し合い
をしてもらいます。

できないことを学んでも
意味がありません。

学んだことはできるようにしないと
研修をする意味がありません。

あらためて、ロミンガーの法則を見ると
実務:指導:教育の比率は
7:2:1ですから、
研修で学んだ時間の7倍、
実務で実践する必要があるということです。

そう考えると、一度にたくさん教えても
実践できないと思うのです。

さらにいうと、
7倍の実践の時間は
私は接することはできません。

私がいないところで、
実践してもらう必要があります。

そのためには、
次回、皆さんに会う
1ヶ月後までに何をするのか?
目標を決めてもらう必要があります。

目標を決めるところまでは、
研修の時間の中でやっていただく
必要があります。

そうなると、本当に時間が足りません。

そのため、お客様の研修をやる時は、
分単位の当日のスケジュールを作ってから
伺うようにしています。

そこまでスケジュールを作り込めば、
当日は、その通りにやるだけです。

だから、当日の私の様子を見ていると
何にもしていないように見えるかもしれません。

でも、それでよいのです。

当日の主役は参加している皆さんですから、
当日、私がバタバタしていたら、
あまり上手く行っていないということです。

参加している皆さんが、
研修の流れの中で、
ワイワイガヤガヤしながら
来月までの目標を立てていれば、
研修講師としては、
役割を果たしたことになる
と考えています。

研修なのに研修をしないのですが、
自分達で成果の出る組織を作れるようになる
研修をしているのです。

だから、参加している皆さんは、
研修をしていないように思うかも
しれませんが、
私としては研修をやっているつもりです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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