どうしたらいいですか?と言われたら?

いつもブログにドラマの話を書いていますが、
今クールは『御上先生』を見ています。

文部省のエリート官僚が
教師として私立高校に派遣され、
独自の授業で、
生徒たちに「考える」ことを求めることで、
自主性を引き出していっています。

ドラマとしては、
社会派ドラマでもあり、
ミステリーでもあり、
復讐劇でもあり、
なかなか凝った作りになっていますが、
組織作りのコンサルタントの私には、
御上先生と生徒のやり取りが気になります。

2月9日の第4話で、
こんなやり取りがありました。

生徒:「じゃ、どうしろっていうんですか?」

御上先生:「僕に指示出されたい?」

生徒:「・・・」

御上先生:「イヤだよね?」

職場でも、
部下に考えてもらおうとすると
「どうしたらいいですか?」という質問を
されることがあります。

上司としては、こうしたらいいじゃないか?
という答えを持っていると思います。

ここで、答えを言ってしまうと
部下は考えなくなってしまいます。

また、そもそも、
人は自分がやりたいことしかないので、
上司が答えを言ったとことで、
本人のやりたいことでないとやりません。

だから、私は、
「どうしたらいいですか?」という質問に
答える必要はないと考えています。

どうしたらいいか?分からないというのは、
手段の話をしています。

何かを実現するため(目的)に
どうしたらいいか?分からないと言っているのです。

だから、答える代わりに、
まずは、目的を確認します。

目的を確認して、
そもそも、目的がズレていたら、
そこで修正する必要があります。

目的が適切であったら、
次に手段の話になります。

手段はいくつもあります。

目的は1つでも、手段は無限です。

どうしたらいいか?分からないといのは、
その無限にある手段の中から
選択ができないか?
そもそも、選択肢が思いつかないか?
のどちらかです。

選択ができないなら、
選択の基準を一緒に考えればいいし、
選択肢が思いつかないから、
部下の過去の成功体験から
引き出せばいいのです。

ここまでやっても、
選択の基準も思いつかない、
選択肢も思いつかない場合は、
上司の答えを教えるしかありません。

部下としても、
自分に答えがないのですから、
上司の答えをやってみるしかありません。

部下は、上司に言われたとおりに
やることになりますが、
今回、上司の答えの通りやってみることで
学習して、選択の基準や選択肢を
増やすことができます。

このように、上司として、
「ただ考えろ!」と言うのではなく
考えるためのプロセスをサポートすることで
部下は「考える」ことができるようになります。

結局、それは「質問」によって可能になります。

部下に「考える力」を身に付けてもらいたいなら、
上司は「質問する力」を身に付ける必要が
あるのだと思います。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

望ましい成果を上げるためには、
チームとして一丸となって、
目標に向かって行くことが必要です。

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