反省させるから学習をしなくなる

前回に引き続き、
熊平さんの講演から学んだことを
言語化しておこうと思います。

熊平さんは、
『リフレクション』という著書を
書かれています。

リフレクション(REFLECTION)
自分とチームの成長を加速させる内省の技術

講演の中でも、
リフレクションの話をされていて、
印象に残ったことを書きたいと思います。

リフレクションとは、
日本語に訳すと「内省」で
自分の内面を客観的、批判的に
振り返る行為のことです。

そう言われると、
反省するというような
ネガティブなイメージを抱かれるかも
しれません。

しかし、反省と内省は違います。

反省というのは、
結果に価値を置きます。

どうしてそうなったのか?

過去に起こったことの
原因追及をします。

変えられない過去を扱うので
反省すればするほど、
どうにもならなくなります。

それに対して、
内省というのは、
経験に価値を置きます。

どうなっていたらよかったのか?

将来に向けて、
新しいやり方を創造します。

将来は変えられるので、
内省すればするほど、
いろいろやってみよう!
と思うようになります。

このように、反省と内省は、
似ているように見えて、
全く違うということを教えてもらいました。

この話を聞いて、
反省をするから学習をしなくなるのだ
と思いました。

これは、指導する側の問題ですが、
振り返りをする時に、
反省を求めているのではないか?
と思うのです。

どうして、できなかったのか?

なんで、やらなかったのか?

変えられない過去について
責められると、
怖れをいただくようになります。

変えられないものを
どうにでもできなくて、
ただ、黙ることしかできなくて、
それでも、責め続けられれば、
恐怖を感じます。

学習に怖れを抱くようになる・・・

そうなると、学習しなくなります。

これが、もし、
振り返りが内省だったら、
どうでしょう?

どうなっていたらよかったと思う?

他のやり方はなかったのか?

変えられる将来に対する
問いであるなら、
追い込まれることもなく、
頭も働くのではないか?と思います。

この状態で振り返りをすれば、
学習は楽しいものになるのではないか?
と思うのです。

社員が学習をしないという相談を
受けることがあるのですが、
それは、これまでの学習スタイルが
反省だったからだと思います。

それは、小学校、中学、高校と
それまでの教育の中で
積み上がってきているものだと思います。

そういう経験をしている人達にとっては、
学習は怖いものなんです・・・

この学習に対する恐れを
取り除かない限り、
進んで学習することはないのだと思います。

その怖れを取り除くには、
今まで反省で学習してきたのと
同じぐらいの時間をかけて
内省によって
学習をするしかないのだと思います。

変えられる将来に向けて、
内省をすることで学習は楽しいんだ!
と思えるようにすることが
個人にもチームにも大事なことなんだと
思いました。

今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。

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