何かあったら相談にのるよ!では遅い

先日、紹介をいただいた
お客様の会社にお伺いして、
社長さんとお話をしている時に
こんな話になりました。

 

新入社員は辞めてないんだけど
2年目の社員は辞めてしまいました。

 

何かあったら相談に乗るよ!
と言ってあったのに・・・

 

入社して半年は月に1回の面談を
実施していたそうなんですが、
半年経ってからは、本人が言って来たら
面談をすることにしていたそうです。

 

社長の感覚だと、
何かあれば言ってくるだろう
と思っているかもしれませんが、
社員の感覚で言えば
自分から言うって難しいです。

 

社員から見たら
社長や上司は忙しそうに見えます。

 

自分のために
時間を取ってもらうなんて
言いづらいです。

 

特に、日ごろから
効率よく働きましょう!なんて
言われていたら、
相談のために時間を取ってもらう
なんて言い出せません、

 

だって、相談の時間も
お給料が発生しているわけですから・・・

 

それにもかかわらず、
時間を作ってもらうとしたら
それは辞める時です。

 

よく言われますが、
部下から「ちょっといいですか?」
というセリフが出た時は
いい話だった試しはありません。

 

何かあってからでは遅いのです。

 

では、何かある前に
話を聴くためにはどうしたら
よいのでしょうか?

 

それは定期的な面談です。

 

出来れば、月1回、30分ぐらい
部下の話を聴いてあげて欲しいのです。

 

先ほども書いたように
面談中も給与を支払っているので
できれば仕事の話の方が良いですが
若手社員の場合は、
そこまでの役割も明確になっていない
と思うので難しいと思います。

 

だから、話す内容はなんでもよくて
本人が話したい話を聴いたら
よいと思います。

 

そんな提案をすると、
特に話す内容がない!という
相談を受けます。

 

申し訳ないのですが、
話す内容がないのは、
部下のことを知らないからです。

 

採用面接の時に
あれを聞いてはいけない
これも聞いてはいけないなんて
言われているせいか、
部下に個人的なことを
聞いてはいけない
と思っている上司の方が多いです。

 

しかし、そもそも、
相手のことを知らずに
どうやって、
相手の強みを活かすのでしょうか?

 

だから、ある程度は、
部下のことを知ることが大事です。

 

ただ、面と向かって
部下に質問するのも気が引ける
と思います。

 

そういう時に
とっておきのワークがあるので
お教えします。

 

A4の紙をそれぞれ1枚づつ用意して
それぞれ、その紙に
自分の好きなことをぶわっと書いて
お互いにシェアする

 

それだけです。

 

15分もあったらできると思います。

 

やってみるとわかると思いますが、
自分と好きなものが一緒だったり、
自分の家族や友人が好きなものが
一緒だったり、
ちょっと興味があったものが
相手が詳しかったり、
何かしら、共通の話題が見つかります。

 

そうすると、
面談の時に話す内容がない
ということはないと思います。

 

また、ちょっとした時間で
雑談ができるようになり、
声をかけやすくなります。

 

そんなことで意味があるのか?
と思われるかもしれませんが、
人がその場にとどまるのに
自分の居場所があると感じられる
ことが大事だと思います。

 

特に入ったばかり社員の場合は、
仕事に慣れていないので、
周りに迷惑をかけているのではないか?
と不安な気持ちになっています。

 

自分に興味を持ってもらえている
と思えれば、ここにいていいんだ!と
思えるようになります。

 

大変な時間やお金を費やして
採用し、育成してきた社員だと思います。

 

1ヶ月に30分話す時間を取ることで
安心して働いてくれるのであれば、
それはそれでよいと思うのですが、
いかがでしょうか?

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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